和食用語「空也」

  

空也(くうや)

平安時代中期の僧である「空也上人」は独特の念仏を唱えたことで知られる。鉢やひょうたんを叩いて踊るというもの。この様子が人々の記憶に残り、料理の名称ともなっている。

ひょうたんの形をした「空也最中」や「空也餅」などの菓子類の他、料理の献立にも空也を冠するものがある。

空也蒸し(くうやむし)

空也豆腐」とも言う豆腐料理である。

豆乳を蒸して作り、餡掛けにして露しょうがで食べる精進料理。

今は、あんかけの茶碗蒸しよりやや固い卵液で豆腐を蒸す簡単なやり方や、お堂に見立てた豆腐を蒸し碗に入れて周囲に色々な具を配置し卵液を張って蒸すやり方などがある。

いずれにしても基本は豆腐を中心に色々な具を吸い地よりも濃い汁で下煮して卵液出汁を加え、20分ほど蒸し、葛あんをかけて、生姜や山葵を添えるものである。


食い味 喰い合わせ 喰い切り
喰い初め 喰積み 空也 釘入り
串打ち 櫛形切り
葛餡 葛打ち 葛切り 葛鯛
葛取り 葛葡萄 葛寄せ 具足
口替り 口取り 口切り
鞍掛 倶利伽羅焼き 栗名月 黒文字
黒づくり 鍬焼き


著者:手前板前 魚山人