和食用語「前盛り」



前盛り(まえもり)

器の主になる料理に対して従となる料理。
そして、その盛り付け方。
主役の前側に盛るのでこう呼ばれる。

単体の煮物や焼き物などに添える。
焼き物には流しものや甘露煮、佃煮など。
煮物には異なる食材を同系の味で煮たもの等。

お造りの前盛り

三種盛りを例にすると、主役となる「台盛り」(鮪など)を盛り、次に「添盛り」を脇に盛り、最後に手前側に「前盛り」を配置して、つまをあしらう。鮪が台ならば、添えと前は白身やイカ、青魚などを使用。

二点盛りの場合は、鮪が台で白身(鯛、鮃など)を前盛りにする。


舞子丼 前褄 前盛り 巻き柿
巻き独活 巻き簾 巻きずし 巻き蒸し煮
巻き焼き 枕褄 枕飯 真砂
混ぜご飯 混ぜ浸し 混ぜ盛り 松浦漬け
松笠 松風焼き 松皮 松茸豆腐
松葉 松前 真魚 俎板
真蒸し まぶし造り 飯借り 豆金団
豆ご飯 丸十 丸解き
丸前角向 丸剥き 万年煮 万年酢



手前板前.魚山人:The person who wrote this page筆者:文責=手前板前.魚山人