南蛮  

南蛮(なんばん)

室町末期から江戸時代にかけて、海外から渡来したものを南蛮と呼んでいた。南蛮とは東南アジアを意味するのだが、西欧人が日本に来る場合アジアを経由して来航した為、外国から渡来するものは一様に南蛮と言われたものらしい。具体的にはスペイン、ポルトガル、オランダ、東南アジアのことである。

菓子において「カステラ」や「金平糖」などが南蛮菓子と呼ばれた。

食材や料理における南蛮は、とくに「唐辛子」と「ねぎ」を意味する言葉である。唐辛子はこの時期の渡来なのだが、ネギは平安以前から日本で使用されていたもの。これも南蛮と呼ばれるようになったのは、日本に滞在した南蛮人が体に良いとして盛んにネギを食したからだとされている。

この南蛮(ネギ・唐辛子)を使う主な献立は、「南蛮煮」「鴨南蛮」「かき南蛮」などであり、代表的な「南蛮漬け」は、小アジ、ワカサギ、モロコなどの魚介類をから揚げにして、焼きネギ、唐辛子を入れた合わせ酢に漬けたもの。

 




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