和食用語「流し物」


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流し物(ながしもの)

加熱して液状にし、器や流し缶などに入れて冷やし固める料理。煮凍りなどのように素材の固まる性質を利用する他、寒天やゼラチンの凝固力を借りることが多い。
代表的なものに煮凍りや滝川豆腐、菓子類などがある。

煮こごりは魚や海草などを薄味で煮て、煮汁ごと冷やし固めるものだが、一部の魚類を除いてゼラチン質が弱いケースが多いので、通常は煮溶かしたゼラチンを加えて作る。

食紅、ひき茶、黒ごま、クチナシなどで色をつけ、異なる色を重ねたり、マーブル(大理石)、市松、ふくりん、矢羽根などの模様をつけることが多い。

前菜や口取り、焼き物の前盛りなどに使用する。


直し 流し物 流し缶 ながれこ
名残 梨割 菜種和え 菜種蒸し
納豆焼き 七草 なべ 鍋下
鍋返し 鍋地 鍋鴨 鍋止め
鍋肌 生揚げ 生代わり 鱠・膾
生出汁 生出来 生身 生利節
並時雨 菜飯 なめる 嘗味噌
名吉 鳴門 納屋汁 南禅寺
難波 南蛮 南部


手前板前.魚山人:The person who wrote this page筆者:文責=手前板前.魚山人