悪い食べ合わせというのは、昔から民間伝承的に云われているものが多数あります。多くの場合根拠の分からぬ迷信のようなものですが、なかには「それは確かにそうだ」と思える言い伝えもあります。
ここで紹介していますのは、そういう民間伝承に基づくものではなく、あくまでも「栄養学的によろしくない」という事例です。
例えば、貧血気味の方は特に、健常な人でもできるだけ、「食事をしながら緑茶、コーヒー、紅茶を飲まない方が良い」といわれます。その理由は、食事から摂取した鉄分の吸収を、タンニンが妨害してしまうからです。
この反対に、クエン酸とビタミンCをたっぷり含む搾りたてのオレンジジュースは非常におすすめです。
クエン酸やビタミンCは鉄分の吸収を助けるからです。したがって特に女性は食中飲料としてオレンジジュースを飲んだほうが良いわけです。
コーヒーやお茶は食後に飲んだほうが、さっぱりして美味しいし、理にかなっているのですね。
以下で紹介している悪い食べ合わせも、「絶対にいけない」というほどのものではなく、栄養的にはこうですよ、といった程度の意味でしかありませんが、知識の一部としてお役立てください。