カツ丼
昭和の昔、カツ丼はビフテキとはまた違う位置にあるご馳走だった。
警察の取調室で刑事が切り札に使うという都市伝説も誕生。
(これはマスコミ(テレビドラマ)による創造であり現実ではなかった)
と、まあ妙な書き出しから始めましたが、ノウガキはどうでもいいですな。丼物はやや炭水化物過剰なので、「健康」が病的に云われる昨今は少し後退した感じがありますものの、やはり日本人の好物。ガツガツとかきこむ様に食べる丼物は麺に近い感覚でもって、せっかちな日本人にピッタリの食い物。作り方もまた素早く、覚えておいて損はなし。

カツ丼の作り方
用意するもの
・豚ロースカツ(とんかつ)
・丼割下(だし3 みりん1 しょう油1)
※実際には砂糖も加えるのが通常
だしをカップ半量くらいに対し
醤油とミリンを大さじ2
酒・砂糖を大さじ1
これくらいの味にした方が食べやすい
(めんつゆでも可能)
・タマネギ
・鍋
親子鍋か目玉焼きを焼く小さいフライパンが理想

親子鍋
無ければ浅めの鍋か普通のフライパンを使う
1、トンカツを揚げて油きりをしておく
→トンカツの作り方
2、タマネギを切る
半分で一人前
櫛型に薄切りしておく

ここではニンジンの細切りも使用するが、基本はタマネギだけ

人参は特に必要ではない(栄養バランスの為に使った)
タマネギ以外の野菜はお好みで、シイタケやピーマン、さやインゲン等何でも加えてよい
3、水で洗う
さっと水にさらしバラバラにして、水切りしておく

4、親子鍋を用意(又はフライパン)
野菜を入れて調味液(割下)をはる


5、火にかけて一煮立て

※強火で沸かすのはここまで
これ以降は最後まで弱い中火(吹きこぼれない程度)
6、トンカツをカットする
小口から切る(横幅はお好みで)
二人前にするときはこれをさらに縦から切り離せばよい
六分通り火が入ったタマネギの上にカツを載せる

カツの上からオタマ半分の割下をかける
7、卵を割り混ぜる
大きな卵なら一人前1個
小さい卵なら2個使う

混ぜ過ぎないこと(コシを切らない)
※理由は卵の焼き方を御覧ください
→卵の焼き方
白身と黄身が融合しない程度に軽く混ぜる
「白身の湖」が存在する月面のようなアバタ面で箸を止める

8、卵液をぐるりと回しかける

卵はよく混ぜてないので一気に全部が入ってしまう
オタマなどを使用して少量ずつかけるとよい
カツを覆う様に少しずつ全体へ
9、フタをして数十秒
卵にどの程度火を入れるかで時間を加減

10、丼によそったご飯の上にのせる

親子鍋や小フライパンなら直にのせられる
しかし無理をしないで、ターナー(フライ返し等)や網杓子などを使って移すとよい

※ネギがのってますが、これはお好みで
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かつ丼の作り方【動画】