和食用語「八寸」

  

八寸(はっすん)

方八寸(24センチ)の片木盆(へぎぼん)(杉の四角い器)、又はそれに盛った懐石料理。

料理は茶懐石の献酬の際に出される酒肴であり、基本的に海の物と山の物を対照的に作り、2種2品を対角線上に盛り付ける。(今は3~5品が多い)

盛り付ける器は杉の四角盆だけでなく、丸や半月、長形など色々で、無垢ではなく塗りも用いるし、木地以外の器に盛ることも多い。この場合は足のない「折敷」に限らない。

八寸

広島県の料理で「おはっすん」ともいう。

瀬戸内物のサワラやエビ、地の里芋や蓮根や牛蒡などの野菜を薄い醤油味で煮た料理。
8寸の鉢や平椀に盛り付けるので、「おはっすん」と呼ばれる。


灰あく 灰焼き 梅花卵 盃洗
梅肉 刃打ち 葉掻敷 博多
萩真薯 萩御飯 白扇揚げ
白的 白煮 歯車切り 羽子板切り
箱鮨 挟み揚げ 箸洗い
箸付け 端じ噛み 箸休め 柱蒸し
走り 蓮蒸し 旗本雑炊 ばち
八寸 八杯豆腐 八方出汁
八方面取り 花揚げ 花氷 花生姜
花卵 花弁餅 花巻き蕎麦 花見
跳ね切り 羽二重 蛤鍋 浜焼き
羽盛り ばらずし 針打ち はりはり
針切り 春風干し 春山 半煎り卵
半掛け 半月 半熟卵 半助
礬水 盤台