松花堂弁当のマナー  

松花堂弁当のいただき方

懐石を軽く簡略化した品々が「点心」
この点心を箱詰にしものを松花堂弁当といいます。

元々は江戸時代の著名人(松花堂昭乗)が「煙草盆」として使用した事からこの箱を松花堂と呼び、後に有名料亭「吉兆」の初代が弁当箱として「松花堂弁当」を発案し、その後全国に広まったものです。

松花堂弁当は少し縁高で、中は破龍板十文字に切られた破龍弁当。

縁高には松花堂の他、大徳寺がよく知られています
松花堂と幕の内

 

松花堂の食べ方

(1)右手に箸を取り、松花堂弁当のふたを浮かせる

浮かせざま箸を器手前右端にのせる

ページを開く感じで両手を添えふたを右横に置く
(蓋は上下を返す。距離は3センチほど離す)

※このフタが「折敷」になります
その手前右縁に先をかけて箸をおく

(2)吸物椀が出るので折敷の中央左下に置く

(3)杯台に乗った酒杯が出たら台ごと受けとり左隣へ置く

杯を1枚頂いて御酒を受けます

一献目は一同が揃ってから

杯は折敷の吸物椀のすぐ右上に置きます

(4)点心をいただきます

食作法は懐石と同じです

(5)食べ終えたら

器のご飯があった位置に懐紙を敷き、そこに酒杯を納める

箸は汚れを懐紙で拭き、最初のように器の右下にのせる

最初とは逆の動きで静かにフタをする

残り物は懐紙で包み持ち帰る

※松花堂と同じようなものに隅切りの「大徳寺弁当」があります。
大徳寺は仕切りがありません。縁高を重ではなく単体にしてやや大きくしたものに点心を詰めるのが大徳寺弁当になりましょうか。

重箱も含めて、このような容器を「縁高」と呼ぶこともあります。
しかし本来は茶席で使うもので、縁高といえば茶菓子を入れる五つ重の菓子器を指します。茶の縁高は利休(真塗縁高)が正式です。


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