錆びない本焼包丁  

錆びない本焼

 

完全に錆びないというわけではございませんけども「限りなく錆びにくい」ってな包丁が、しかも本焼がかなり前から出回っております。

従来の和包丁素材は安来の鋼が包丁素材の世界を席巻してきましたんですが、やはり「さび難いのが良い」って観点からステンレス系が伸び続けております。

例えば「銀鋼」、武生製鉄の「V金10号」、神戸製鋼の「粉末ハイス鋼」、日立の「ZDP189」。各メーカーはそれぞれ素晴らしいのを開発してます。
包丁向けではないですが、大同特殊鋼の「カウリX」、これで造ったナイフは信じられないくらい切れます。

いわゆる「超鋼」でして、「コバルトスペシャル」などはHRC硬度で63~65にもなろうって品物です(通常の洋モノは55~58程度)。まぁ硬ければ良いってもんでもありませんし、研ぎがちょいとね。

そこで従来の炭素系とステンの良い部分だけ引き出して造りましょうってのが、最高のステン材「INOX(スウェーデンSANDVIK19C27鋼)をベースに仕上げた「酔心INOX本焼」


酔心INOX本焼

これは粘りもあるし良いもんだと思います。

そして「木屋」が粉末製鋼法で造ったのがステン系と変わらぬHRC63.5~64.5の優れもの「コスミックスチール」。宇宙鋼って命名に木屋の意気込みを感じますね。これも通常に使っていれば殆ど錆びません。

コスミック団十郎

さびない特殊鋼って言っても、もう普通の本焼和包丁と見かけも変わりなくなっております。









まあ仕事の内容によってはこれらの特殊鋼本焼がよいのは確かなことかも知れません。錆びないというのはかなりのストレス緩和になる職人も多いでしょうからね。

スポンサーリンク








Copyright © 2017 手前板前. All Rights Reserved.