竹の食器
竹は水にも強く、カビが出やすい面はよく水切りして乾燥させる事である程度防げますので、調理用具としてけっこう使われます。弾力がありしなやか点から、細くして編みこむ笊や籠が適するでしょう。
竹盛り器は多くが合成樹脂で作られていまして、天然竹の製品は少なく、一部の高級店くらいでしか使っていない状況です。樹脂製も便利ではありますが、やはり天然竹の風合いはなんとも言えない魅力がありますよ。
竹製品
・青竹 素地。見た目は清々しいが耐久性に問題あり
・枯竹 数年間自然に枯らしたもの
・炭化竹 炭化させたもの
・晒し竹 油を抜いてある
・煤竹(すすだけ) もっとも耐久性がある
本物の煤竹は永い年月囲炉裏の煙で燻されて出来る品物なので1本数十万円以上する事がある。なので、その風味を人工的に出した物が多い。一般的に「枯れ竹」「晒し竹」「炭化竹」の製品が多く「本煤竹」はあまり見かけない。
以下に紹介しますのは、全国でも高知県須崎市安和でしか育たないという珍しい虎皮模様の淡竹【虎斑竹(虎竹)】を加工している竹虎さんの竹製品です。