【幼児包丁】日傘の父庖刀翳せば子は雲中白鶴



読者投稿の包丁画像〔#22〕

投稿者:こたいら
職業:子供

家でよく包丁の手入れをしておりますと 息子も興味を持っています 勿論 近寄らせませんし 危険なものだと もう分かる歳になりました。家で料理を作ったりしていますと 本人も最近は手伝いがしたいようです 魚山人さんのブログを読んでおりますと 見せろとせがみ これは鯔さんの包丁だよ これは誰々さんの大事な包丁だよ、こりゃ魚山人さんの本焼だなんて 見せながらかまってやると ニコニコして 自分専用の包丁を持ち出してきて いつもどんなときも[ほうとう]を作ってくれます(笑)真剣に取り組み、出来上がった一品を元気いっぱいに笑顔で見せられると、俺の作るもんはこれには敵わねぇ(笑) 春に三歳ですが 今は何でも 何で?と聞きます 誤魔化しや子供のためってやつに大人の嘘は死んでも言いたくないので すべて分かるように伝えます。 そしたら ここでは彼を(こたいら)のハンドルネームで投稿しようってことになりまして(笑) 男の約束を果たしにまいりました。そうなんです 彼は自分の包丁を自分の意思で投稿してと頼んできました(笑)産まれたお祝いに知人からのお下がりを頂いたものです。きっと全国のお子さんもこの手の代物はけっこう持ってるんじゃないかな。 少し悪ふざけと思われる方もいらっしゃるかもしれませんし 魚山人さんが困られてしまうかもしれません 未投稿でもかまいません 本人には真っ直ぐ言います(^O^)もちろんこの包丁は使わなくなるかもしれないし、現に今も色んなものに興味があります 板前になってほしいなんて思わないし 自分の好きなようにすればいい。余談ですが、正月にお爺ちゃんから凧をもらいまして、二人でよくあげてたんですが、懐かしさもあり今じゃ自分がハマってます(笑)ありゃいいストレス発散です。最近は魚山人さんのブログ更新が連投で、読者として嬉しくもあり またコメントをどの記事に… なんて考えておりますと時間がたつのがはやいです。 今年は旅のお話が 延期です お身体落ち着かれましたら また記事をたのしみにしております(^O^)

季節の変わり目で 身の回りもなんだか変化するもの 鯔さんのコメントなんか すこし元気がなかったし 自分処もなんだか伸びが足りません。 先日馴染みの板前が独立一周年を迎えました 店あがって フグ刺しなんか持参して褒めちぎってまいりました 京都の料理屋で十年 こっちに帰ってきて寿司を五年 1つ年上ですが 10人で手一杯な店です 主人の性格の良さと 気取らない肴を目当てにしてくるお客さんで賑わっています とにかく主人が元気なんですよね その主人が言うには 京都の老舗も板前減らしたり 中には板場を助ではなく掛け持つ人もいるようです そういった痛みもよくわかる人で 縁が交われば 厳しく指摘もしてくれるし また優しさもある きっと人には言わないだけで苦労ってやつをしてきた者が放つ独特の魅力を持っています

身近にそのような板前がいることは モチベーションも保てます そして 魚山人さんの存在。視野が広がる実感をここ何年もの間 このブログから発信してくれる
若さに任せ 日々の毎日に風穴あけたくて、もがいてみせた頃なんかじゃ想像出来なかった現在 ただ美味いものを作りたい 技術をもっともっとって思う毎日 沢山痛みも感じましたが それがあるから味わった痛みは 自分以外には与えたくない そこから物事ってのは繋がっているようでして 人に感謝をまずすることの大切さを 学べたのかもしれません 沢山の自分より若い職人さんが 魚山人さんにコメントをされるのを読ませていただいていると 心の底から頑張ってほしいと思います。偉そうに聞こえてしまうかもしれませんが 奥歯噛みしめて仕事して 色んな出会いを作って 人間力を磨いてほしい そういう気持ちも、てまえ板前ブログから、学べます。

いつものように携帯のボタンがスベリまくって長々と 失礼しましたm(__)m


たいら(少)君へ

こんにちは。
まだ字は読めないね(^^)
でも書きます。

上手に切るんだなあ、君は。
驚いた(*_*;

じゃあ、
次はこれを君の包丁でトントンしてごらん。

うまく出来たかな?
今度はこれを切っておさしみを作りましょう。

できないね。おさしみはむずかしいから。
包丁はおもしろいね。そう簡単にできるもんじゃないんだね~。

でも君のお父さんはこれを刺身にしちゃうんだよ。
すごいね。とてもカッコイイお父さんだ(^_^)

君もいつかお父さんみたいな立派な男になれるかな?

魚山人のおじさんより

2011/02/24



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