和食用語「東坡」



東坡(とうば)

東坡とは、北宋の詩人『蘇東坡(蘇軾)』が好んだという故事にちなんだ料理名。日本へは卓袱料理によって伝わった。

東坡煮(とうばに)

中国料理の東坡肉(トンポウロウ)
角煮の原型ともされ、調理法はほぼ同じ。
従って、角煮を東坡煮と称することもある。

豚バラ肉を大きめの角切りにし、脂やアクを抜き柔らかくする為「おから」や「米ぬか」で茹でて水で洗う。それを甘辛く煮て、ねり辛子を添える。

東坡揚げ(とうばあげ)

材料に粉と卵白をつけ、砕いた焼き麩か裏漉し豆腐を衣にして揚げるか、薄切りの豆腐で材料を巻いて揚げたもの。

東坡豆腐(とうばどうふ)

これは豆腐に衣をして揚げたもの。
水切り豆腐に醤油味を付け、粉、卵白、焼き麩衣をつけて揚げる。


東海寺和え 東海夫人 当座 橙皮
東寺揚げ 唐人 通し肴 遠江
銅八銭 東坡 刀法 道明寺
木賊 特殊製法塩 床重
土佐 閉じ蒸し 土蔵焼き 徳利蒸し
土場燗 止め椀 とや料理
どり 取り粉 鳥辺和え 泥酢
鶏わさ 団亀汁 どんがら汁



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