和食用語「水前寺海苔」

  

水前寺海苔

淡水産のノリ。藍藻類ネンジェモ科。

熊本の水前寺周辺の池や江津湖が原産地であったことから水前寺海苔という名称になった。

熊本水前寺公園の看板
水前寺

現在、天然ものはほとんどなく、博多の久留米や甘木(朝倉市)で養殖されたものが出回っている。
※久留米では「紫金苔(しきんたい)」、甘木では「寿泉苔(じゅせんたい)」とも呼ばれている

素焼きの瓦に貼り付けて乾燥させ、黒い厚紙状にしたものが販売されている。


水前寺のり

一部は味噌漬け、砂糖漬け、からし漬け、佃煮に加工されているが、多くは和食料理店向けの乾燥品である。

水に戻して小さく切り(戻すと10倍ほどになる)、椀の実や酢の物などにする。

刺身のつまとしてもよく使われ、とくに関西のお造りには欠かせない。


素頭落とし 酢洗い 吸い笠 吸い口
水前寺海苔 水晶煮 吸い出し 吸い鍋
吸い物 末広 酢貝 鬆が入る
杉板焼き 梳き引き 杉盛り 掬い豆腐
酢牛蒡 すじ 酢取り
簾剥き 簾骨 砂擂り 酢蓮
素引き 簀巻き切り 簀巻き豆腐 隅取り
素蒸し 酢憤り 摺り流し すんき漬
打豆 ずんべ


著者:手前板前 魚山人