ネットサービスの大手が次々に【共有】という概念を採用しているのが非常に煩わしい。自分の個人的なことをネットでシェアする必要などありはしない。
最近はどのようなサービスでも初期設定が分かりづらく、デフォルトで「公開」になっているものばかり。できるだけ非公開にされないように設定の仕方を複雑にしているのですよ。
それに気づかないでPCやモバイルなどの各種サービスを使っていれば、本人がまったく分からぬまま個人的なアドレス帳などの情報を吸い上げられている。
しかも設定変更しないでいれば、ネットで「公開」されてしまう危険がある。
薄気味悪いことこのうえなし。特別な理由でもなきゃそんな情報を公開する人間などいるわけない。
そんな「常識」をネット各社は「共有」ということばでシカトする。「ふざけるな」と言いたい。全てのネット大手にこうした「邪悪なやり方」が浸透している。
未来への想像力を持て
日本人には基本的にSNSが合わない。それは「mixi」の現状を見れば分かろうというものである。
閉鎖社会で誕生し、物言わぬ親をみて育つ。だから成長しても自己主張の意味が分かっていない。
また、「日本語の壁」も大きい。
「英語で思考」する人々にとってソーシャル・ネットワークは悪くない。日本語はあまりにも難しすぎるのが問題なのである。それはイエスとノーの境界が存在しない曖昧さに集約されよう。
英語をモノに出来ない日本人が多いのはそれが一因でもある。英語を自在に話すには、「英語で思考」する他に方法がない。
その妨げになっているのは「日本語の複雑さ」。それが英語的思考を頭から弾きだしてしまうのだ。
ソーシャル・ネットワークの意味。これは要するに「サークル」である。仲間内のやり取りが基本であり、企業や公の機関が介入すべきものではない。何故なら「家畜を入れる檻」と化すからだ。
マグロを見るがいい。大洋を泳ぎ回る天然のマグロは素晴らしい。だが、巨大な網の中に閉じ込められて育つマグロはメタボの白い脂。ユルユルの身に美しい赤みは差さず、若いうちに「獲物」となり消える。
「組織体」は人々をいかに「監視」するか頭を悩ませている。いうまでもなく、「管理」したほうが利益が大きいからだ。
「自ら進んで監視され管理される」
それがSNSとそのユーザーの現状である。
「何を言ってんのか意味が分かんない」
「そんな事考えるの面倒だし、皆やってるし、便利そうだからやる」
そんなところでしょうな。たぶん。
まぁ、スマホからどんどん情報を勝手に盗まれてから慌てればよろしい。(それに気付けばですが。機械的な分析ならば情報の漏洩に本人が気づかない事のほうが多いでしょう。
自分はFacebookやtwitterなどのSNSに否定的な記事ばかり書いております。それは決してソーシャル・ネットワークが嫌いだからというわけではありません。この仕組みは役に立つ面が多いと思っています。
マーク・ザッカーバーグがFacebookを創業した学生時代の頃は多分素晴らしい出来だった筈です。
ところが数年でおかしくなってきた。ユーザーではなく、資本家の方を見ている事が分かってきた。
高い壁を張り巡らせて、利用者を囲い込む。目的は「売る」ためです。この檻の規模が5億人を超えたあたりから危惧が強くなりました。
数億人の檻などあり得ない。存在し得ない。だが可能にした。それはインターネットが存在したからです。では、この先に待っているものは何か。それを考えるとゾッとします。
誰もが監視の檻にキャッチされる世で、誰が「本音」を語ると言うのか。待っているのものは「自発的発言の死」 それは「自由の墓場」であろう。
彼らは自分たちがしてる事を理解しているのか。「利用者の自由」を奪い、「監視の網で覆われた暗黒世界」それの手助けをしているということを。
まあ、世の流行り廃り、人間の飽きっぽさは変わりません。なので、SNSも5年先10年先は不透明。このビジネスモデルはユーザーが離れたら終わりですし。
これだけはキモに銘じておいてください。
「企業に良心などはなく、利益目的以外の行動はとらない」
「営利企業が提供するタダ(無料)ほど恐ろしいものはない」
フェイスブックとグーグルのやりとり。これは90年代後半のマイクロソフトを彷彿させます。
『王者』だったMicrosoftにも陰りがさした98年。独禁法違反で司法省にやられた、その年。Googleなる妙な会社が出来ました。
この会社は「検索サービス」という分野で急激に成長。最初は気にも止めなかった王者を自負するマイクロソフトだが、やがてこの分野の巨大な可能性に気付く。
「買収するか、あるいは叩き潰してシェアを奪う」巨大企業の宿命でもって、そういう発想が浮かぶ。
だが、現状はどうなっているか。
マイクロソフト提供の検索サービスは、高性能であるにも関わらず、シェアを伸ばすことがどうしても出来ません。
それどころかグーグルに怪物的成長を許してしまった。自らが肥満過ぎてユーザー視線を失い、小回りもきかないので効果的な手を打てなかった。巨大になりすぎたがゆえの戦術ミスです。
似ておりますな。
今のグーグルは90年代末のマイクロソフトとそっくりです。
つまり、GoogleはFacebookの牙城を崩せないってことです。グーグルはSNSの分野でシェアを拡大することはできない。
どうしてMicrosoftに学ぶことができないのでしょうかねぇ。ひとつの分野が独占できたにしても、他の畑まで独占できない。
まあ、それが「資本主義のありかた」なんでしょう。どこまで膨張し、何もかも独占する。それが永続するはずも無いのは簡単に分かるが・・・
億万長者達にそれを分からなくさせてしまうのが「巨大化」ですかね。
インターネットの覇者たるグーグルが、個人情報をやりとりする閉鎖的SNSに進出するのは、そもそも間違っているとしか思えない。SNSに「ネット的オープン戦術」など通じはしない。
SNSはインターネットと逆の道を進んでいるサービスである。これまでグーグルが蓄積してきたものとは違う方向性を持っている。これを無理やり1本にしようとするから「軋み」が出るのだ。
両者のプライバシー保護概念はまるで正反対。これをつなごうとするGoogleの試みは成功しない。インターネットとSNSは水と油の関係にしかなり得まい。相容れないシステム同士を繋げば「ケガのもと」になるだろう。
グーグル本体の経営にまで悪影響を及ぼす可能性がある。どうしてもSNSに色気が残るならばGoogle+をグーグル本体から切り離して別の組織として運営させる方がいい。Googleのサービスを使っているし、これからも使い続けるつもりです。素晴らしい企業だと思うし、サービスは群を抜いている。だからこそ、道を外さないように願うのです。
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2012年02月21日
Comment
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お疲れです。爺。
フェイスブックとGoogleが どうのこうの言われてもな
俺の眼前に有るのゎ
「今すぐ使えるカンタン!パソコン超入門 絶対デキます!」
これ内容が小学生の低学年でも理解出来るよな本。
で
これ買ってきたカミサンのセリフ。「ォマイなぁ こんな優しい女房いネェぞ普通」ッツー言葉をはいてんが 顔が恐い…
何が優しい女房だ!
こんのドS女!
イチイチPC開くたんびに質問する俺がウザイらしく買い与えられた。
彼女ゎ仕事で使用してっからなパソコン。
爺さ
この記事。タイトル変えネェ?
俺さタイトルが面倒くせぇから「先輩板前」を先に読んだ。後からこの記事読んだが
フェイスブックもGoogleも関係無しに こっちの記事のが重要じゃん。
インターネットを抜きにしても
日本人の養殖マグロ化ゎ進行中。
まず餌を自ら補食出来ず
爺の言うよに身体ゎ脂身でズブズブ。尚且つ与えられた飯ならぬ餌の臭いが鼻をつき やっとこさ潮に乗り回遊をし終えたところで
故郷の川が分からず遡上出来ネェ鮭。ようするに故郷を捨てた連中。
こんなのばっか!
仮に川を遡上したにしても恋愛が面倒くせぇ。これだもの…
SNSね。
個人情報の垂れ流しを糧にする企業よりも恐いのが
精神的ヤマイ。 それゎ爺の言う日本語に因を発するのかもしれネェが 表情が見えないんだよね。だからイエス&ノーが下手な日本人ゎ病気になんだな。
頭の病気した人ゎコミュニケーション能力が衰えるよう。SNSが心の寄り所になってるケースがあるらしいが 俺に言わせりゃ逆! アブノーマルなコミュニケーションに走ったあまり脳が限界を超え…
純粋に「幸せな国」とか
「幸せな生活」ってなんでしょね。
何が欲しいんだろね。
「銭」なのか?
そういや とあるドクターが言っていた。
生活保護を受けている患者ゎわりと横柄で ギリギリに保護を受けずに頑張っていらっしゃる患者サンゎ入院を拒否する。と。
行政が あさっての方向を向いてんだ。
九州の役所職員がフェイスブックに登録だぁ? 馬鹿も休み休み言え。 こんなご時世なんだ。インターネットの定額料金も携帯電話の料金も しんどい方々が存在してる。
ツカ俺にゎ必要性低ッ!パソ。
フェイスブックって何?
Googleゎ携帯電話からでも利用できたからわかるけど…
車買い取り会社?
さてと…風呂入るね。
風呂出たら その鬼嫁が
ダマッて抱き枕になんだ。
おとなしくね。
最高に幸せな時間帯。
俺2分で熟睡ですが…
朝ゎ子鯔1号の足が俺の腰のしたにムニッとある。
俺ゎそんな生活に幸せを感じるが。
ダメかね?.
Posted by 鯔次郎 at 2012年02月24日 01:47
おつかれさま、鯔さん。
専門家にかかれば、個人のパソコン内部のデータを洗い浚い持ち出すのは技術的に簡単なこと。一般人は、メールなどに紛れ込むウィルスなどの「攻撃」によるものという認識だけはある。
しかし、我々は「大手のネット会社」だからいう理由で、様々なアプリケーションをパソコンにインストールしている。そのソフトウェアは人々のPC内部で何の制限もなく動き、「外部と通信」している。何を通信しているのか素人には分かりようもない。
「企業を全面的に信用するしか方法がない」
そういうわけだ。「私企業」をね。
スマートフォンは「パソコン」と同じ。
つまりパソコンと同程度かそれ以上の「持ち主さえ気が付かない動きをする」ということでもある。
携帯各社、それにOSを提供するGoogle・Apple・Microsoftなどの「私企業」を絶対的に信用するほに術がないという意味になる。
ところがその「企業」は複雑で理解しづらい操作性でもってユーザーに悟られないように、ありとあらゆる「個人的情報」を貪食している。
その理由として出る言葉は「マーケティング」「ターゲット」
分析して「商売」に役立てようという事だ。
だが、【ネットにつながっているデジタル情報の漏洩・流出防止は不可能】
狙う者が存在すれば必ずいつか漏れる。
それがインターネットの仕組みだからだよ。
ソニーの例はその一端をしめしたもの。
ああいう連中を完全に防ぐ手は存在しない。
まだAnonymousで良かったとさえ言える。
「もっと危険な人物・組織」さえ、「あの技術」を入手可能だからだ。
フェスブックが中東民主化で果たした「役割」は誇大に言われすぎ。実際のところTwitterやFacebookは「弾圧者の役に立った」と考えてよい。
米国の企業と政府はいつの時代でも「独裁者の味方」であり、独裁弾圧国家の民主化を阻止する行いばかりするのが歴史だ。口とは裏腹にね。
ともかくネットに「安全」はない。
関連大手企業はその事を知っている。
知っていながらデリケートな顧客の個人情報を集めている。
「事故防止に全力で取り組んでいるから安全」
まるで東電の思考だね。
先に待っているのは「メルトダウン」だ。
スマホが危険なものであると承知で普及に眼の色を変える携帯各社。
通信設備がパンクしてもなんのそのだ。
こうした銭儲けに目のない「私企業」にプライベートを預けるしかない。
それで何が【個人情報保護】だってんだか。笑っちまうね(笑).
Posted by 魚山人 at 2012年02月24日 04:00