現在も100年先も、1000年前も、その時代を生きる人々は「歴史の中で生きている」という感覚を持てません。歴史は「全てが終わった後」で紡ぎ出されるからです。
だから何度でも同じパターンを繰り返すのです。
人々は利権を求める。必然的に利権者達は肥大を続ける。
利権とは単純化すれば【大衆からの収奪】
だが、奪い続ければいつの日か奪えるものは何も無くなる。
生きることすら怪しくなれば大衆は反乱せざるを得ない。
そうして時代は戦乱をむかえる。
戦乱が収まればひとつの時代が終わり、歴史が刻まれます。
だが大衆が勝利することは絶対にない。
次の新たなる利権者が支配を始めるだけです。
人間の「欲」が消えぬかぎり、これは永遠に変わらない。
今の時代もまったく同じ事。
盲いた官僚たちは「国家とその将来」がとうの昔から見えていない。
見えるのは自分が属する組織の利権と自己の将来だけ。
このままではいずれ年金支給年齢を80~90歳にするでしょう。
死んでますな普通。
つまり「払いたくない」って事です。
彼らの本音は「年金掛け金は税金」
自分たちの金であり、国民に返す気はない。
社会保険庁のザマを見りゃ分かろうってもんでしょう。
「俺達の金だから俺らが使う。何が悪い」
ナントカ機構に変わったようだが性根まで変るわけがない。
親玉の厚労省が相変わらずですからね。
どの省庁も同じですよ。その感覚は。
肥大した官僚達は永久に「天下り先」を開発し続けなきゃいけません。
消費税も30%以上にしようと考えているはずです。
どんなに搾り込んでも国民は反抗しない馬鹿だと思い込んでる訳ですな。
じりじりと限界に近づいているのが全然見えていない。まぁ、滅んだ平家も徳川幕府も同じ。「想像力欠乏症」の罹患です。
それを止めるべき「政治」は存在しないも同然。
もしも人が歴史に学ぶ事が可能で、自分が歴史を創造していると気付けばそんな欠乏症にはならない。つまり生きている人間には歴史など無関係ってこと。
まあ近い将来パンクするでしょう。
富豪が増えすぎて富が偏重。
必然的に格差の下段層から搾るものは減少してますので。
欧州の混乱やアメリカ経済の不透明感はその跫音です。
このまま米経済が疲弊を続ければ奇妙な現象が顕在化します。
(本当は疲弊ではない。ただ巨大企業&富豪に金が集中しているだけ)
中国とのバランスですな。
書き出せばキリがないので一点だけ。
軍部の肥大と暴走への懸念です。
中共軍は米軍へのコンプレックスが強い。
それが暴走の動機になる可能性が濃厚。
台湾やベトナムが神経質なのは的外れではない。
いずれにしましても世界的に「ロクデモナイ近未来」は確定的。
日本がそれと無関係でいられる事は絶対にない。というか日本は日本で民衆の抑圧感が頂点に達して「何か」が起きているかも知れない。
それは原発事故以上に日本社会を揺るがしている可能性がある。どんなに鈍くても食べていけない状況になれば人は目覚める。
「貧すれば鈍す」、だが「飢えれば狂する」です。
それが「良いこと」じゃないのは確かでしょう。
おいらはそう考えております。
歴史の一員でありながら、生きてる間は「参加意識」が持てない。
人の世はなんという「儚さ」であることか。
とりとめもない事をツラツラと書いておりますが、
そこその器を選びたい。でも高価過ぎては引けてしまう。
どうすれば良いか。
器の作家を知ればいいのです。
陶磁器の里へ足を運ぶなり、様々なメディアを使うなりしてね。
「作家から買う」
これがベストだと思います。
あるいは「作家で選ぶ」ですね。
料理だって料理人で選ぶもんでしょ。
人が手で作るものは皆同じで、その作り手次第なんですよ。
包丁もそうです。
人間国宝でもなきゃそんなにベラボウな値段は言いませんし。
一番大事なのはやはり「自分の好み」ですな。
たとえ作家から買うにしても好みでなきゃ買わないこと。
絶対に後で後悔します。
忘れてはならない事。
それは、
器は飾っておくものではなく使うものだってことでしょうかね。
過剰な思い入れは持たない。壊れた時はそれが寿命なんです。
人の世に「永遠」が無いように、器にも永遠などありません。
まぁ頑張って「器サイト」作りますんでお楽しみに。
投げ出したい気持ちを抑えこんでナントカ公開まで持って行きます。
とりあえす公開しときます
→和食器の基本
2011年10月30日
Comment
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いつも楽しみに拝見させていただいております。器のことは常々勉強したいと思っているのですが間口が広く敷居も高くどこから入っていいのかもわからずで、やる気の問題と言われればそれまでなのですが…。サイトの完成を楽しみに待っております。
Posted by 匿名 at 2011年10月31日 00:11
時間を食い過ぎて気持ちが折れそうですが(笑)
何とか頑張ります。
Posted by 魚山人 at 2011年10月31日 02:01
お疲れ様で-す!
今ね『ケジャン』で一人淋しく『芋』やってます。
が!この『ケジャン』ただのケジャンでゎないんすよ。
御歳90ゎ過ぎたであろう
日本に於いてゎ韓国料理の母とも言える『作家』の手作り品。素材ゎ大分産の活けワタリ(内子たっぷり)笑)
まるで最高な赤身のヅケのよな舌ざわりに この醤油。絶妙な味付けというか 物凄い手間を経験からサラッとやってみせたかのような完璧というか生涯初めて味わう感覚。和食の塩辛にゎない重厚感に ふくらみのある味。(ナツメの使い方だろうか?) いつもの芋焼酎が まるで『水』のよう。
ちなみ。このケジャンを家族連れて食すことゎ不可能。経済的に(笑)
『器』
若いモンゎ勉強したくても
勉強先がわからネェ。
『鯔次郎』←若いモン。
そりゃさ いくらなんでも
織部と瀬戸クレェゎわかるが
『柄』?
んなモン知るかッツーの!
以上。
板前の現状。俺ゎまだ恵まれてるよ。だって可愛がって貰ってるモン。爺に。
期待と言うか待ち遠しい。
爺の こさえたサイトだかblogだかフェイスブックだか知らネェが ようするに素人が『器』を勉強出来んだろ?
早くこさえれ。(笑)
俺ゎ爺blogを有効活用してます。実社会に於いて。
実技なり方法なり。
鯔次郎と魚山人の距離ゎはてしなく遠い距離なんすよ。実際。
『器』
書き換えれば『人間の器』このエスケイプ記事。
さすが爺だね!
クタバルにゎやっぱまだ早いね(笑)爺ゎ。
姉チャンのケツ←野蛮人だな爺。俺なら『姉チャンの足首と鎖骨』だ(笑)
ヤルしかネェのかな?
俺ゎ博打を。
とにもかくにも『器』を学ばせて頂きます。
鯔次郎←ウザ面白レェ!←自画自賛ヾ(≧∇≦*)〃
Posted by 鯔次郎 at 2011年10月31日 02:06
結構なモンを喰って呑んで、
楽しそうなアンバイですな。
{ ヾ(≧∇≦*)〃 ←これでホントに四十男かね ヤレヤレ・・ }
だが、悲しい知らせがある。
器のサイトは「手前板前」の中に作る。
あのサイトは古めかしい。なので携帯からでは非常に閲覧しづらいのだよ。
そして、おそらくPCでしか見えないスプリクトを使うつもりだ。
画像を多用するサイトなので文字だけで意味が分かるかどうか・・・・
訊きたいのだがね、アンタ死ぬまでPCでネットしないつもり?
・・・だがしかし、もうこの事は言うまい。しつこいからねアンマリ言うと。
鯔ちゃんにはボラジ的事情もあるだろうし、むしろ携帯Onlyの方が良いのかも知れないからね。アンタの場合。
しかし器は範囲が広すぎ、深すぎる。
どうやって「簡単」にすりゃいいのか・・・
さすがに疲れるよ。
マ、なんだ。お疲れ様、黒足のボラジさん。(←変な名前 笑
Posted by 魚山人 at 2011年10月31日 05:38
私も同じような商売をしておりますが
器を選ぶときは本当にいつも迷い悩みます。
飲食店で使う器に関しての書物は極めて少なく、仰る通り家庭用の入門書的なものか美術骨董の類を扱ったものがほとんどです。未だかつて商売屋で使う器を総合的に学べる本というものに出会ったことがありません。
足をつかって覚えるのが一番でしょうが、小さな個人営業なのでなかなかそうもいきません。いつの日か器サイトが立ち上がります事を楽しみにさせて頂きます。
毎日御サイトをネットサーフィンのスタートにさせて頂いております。
Posted by だいぎん at 2011年10月31日 17:01
だいぎんさん。
どうもありがとう御座います。
そのように仰っていただけますと、なんとか気力を保てそうです。
Posted by 魚山人 at 2011年10月31日 23:06
魚山人さま
器のサイト楽しみにしております。
若い職人さんが器に興味を持って勉強する気になるのは自分の店を持つという夢が現実的になるときなんでしょうか。
たまにいく夫婦だけでやっている割烹料理屋さん、店を出す5年位前からコツコツ二人で毎月器をそろえ始めたそうです。
それを聞いてなんとなく応援したくなり年に数回ですが通っています。
もちろん美味しいからですが。
料理に合った美しい器に、季節感を持って美しく盛り付ける日本料理ならではですね。
寿司屋さんは、あまり器は必要ないですし、、。
中国料理やフランス料理とも全く違った独自の器の文化。
ただそのような文化や歴史を楽しむ風土はどんどんすたれていくのでしょう。
個人が焼き物が好きで集め使うのと、店の器ではまったく視点や必要な要素が違うんでしょうね。
店のための器の体系、知識どのようなものか興味がわきます。
私が最初に興味を持ったのが毎月仕事で真岡に行っていてたまたま笠間に寄ったのがきっかけでした。
そのころは結婚したばかりで子供もでき当然金はなく、いろいろ迷って安いものを一つ買うのが贅沢でした。
出張や旅行の合間に、津軽、新庄、会津、相馬、益子、笠間、飯能、高遠、美濃、瀬戸、常滑、九谷、珠洲、信楽、伊賀、清水、備前、萩、伊万里、有田、波佐見、読谷、利川などに行って楽しんでました。
ちょっとだけ小銭ができた今、何かを捨てないとしまう場所はないし、家は安物だらけですが貧乏性で捨てられない貧乏性。せいぜいあと十年生きれば恩の字という年になってしまってなかなか買う気になれません、。(笑
若いねえちゃんの・・ これ本能に響く美です。(笑
おかあちゃんの・・ 骨董品、値がつかないかもしれませんが、、、。(大笑
自分のは棚に上げて、、。
断片しか知識がないので体系的に理解できるサイト
本当に大変だと思いますが、とても楽しみです。
Posted by 庄助 at 2011年11月11日 08:12
こんばんは庄助さん。
色々ありがとうございます。
実はとっくに出来上がっているのですよ。
「入れる商品」に手間取っていんるです(←出来てるとは言わない? 笑)
自分の器を片っ端から掲載することは出来ません。
いくらなんでも気づく人が出てきますのでね。
(面倒な話ですが、今更匿名サイトのスタイルを変更するのは不可能です)
ですからECサイトさんの商品を紹介する手法をとります。
それに大きな時間をとられてしまうのです。「これを」と思うものが簡単に見つかるわけではありませんで、見つけても紹介できる品とは限りません。時には1日かけても空振りって事もあり、1行1ページを作成出来ぬという事態も多く、まことに気が遠くなります。
しかし「頭にあるもの」を全部やっていれば来年になっても完成しません(笑)
適当に譲歩、割愛しつつ近いうち公開して、残りはボチボチ加えていきます。
だが、おいらは器の専門家ではなく、ロクデナシの部類(~_~;ゞ
どうぞ過度に期待なさらぬ様に願いますm(__)m
>ただそのような文化や歴史を楽しむ風土はどんどんすたれていくのでしょう
はっきり言いまして現代は器など知らなくても料理屋ができる時代です。
和食器のサイトなど作っても訪問者がいるかどうかさえ怪しいでしょう。
まぁ「時代遅れ」でしょうな。
だから作るのです(←ひねくれ 笑)
Posted by 魚山人 at 2011年11月11日 22:24