パッションフルーツの挿し木
先年、適当に畑の隅に挿しておいたパッションフルーツのツルが予想外に成長して収穫まで出来たのに気を良くして、更に増やそうと新たにパッションフルーツの挿し木をしてみました。
挿す時期は初夏か秋口が良いらしいので、6月頃から挿し木にトライ。
蔓の中程の適度な太さの奴を切り取り、芽が出る節を2つほど残して挿し木用の土に差し、昼間は光の差す倉庫の中に置きました。
最初は元気そうでしたが、徐々に葉も茎も茶色くなり数週間後に全滅。
気を取り直して今度はもっと太い蔓を選んで再挑戦。
これも全滅させ3度目は経一センチはありそうな太いのを挿してみましたが、これも駄目。
結局、秋までに合計50本ほど挿してみて発根したのはたったの2本!
結果として土に挿した蔓で生き残りそうなのは1本だけになりそうです。
こんなに難しいとは・・・
後で知ったのですが、6月9月がパッションフルーツ挿し木の適期というのは本土の話で、奄美・沖縄は2月後半から3月に挿すのだそうです。後の祭りですが、いろいろ納得しました。初夏から10月半ばまで連日30度を超える日々だったので暑すぎたのでしょう。パッションフルーツは太陽が大好きなのに暑いのを嫌う植物だそうな。
発芽させる適温は20~25℃です。その温度や湿度を維持できる環境だと2週間から20日で発芽するそうです。そんな設備がない(僕のような)場合、発芽まで一ヵ月以上はかかる感じです。
水挿しを試す
どんな茎を挿しても枯れてしまうので、ハイビスカスで大成功させたやり方(元気の良い細い先端部分を挿す)を試そうと思い、テストのため水挿しにしておくと・・・
葉がピンと張りツヤツヤに。まあ植物はみんな同じでしょうが、普通は一定期間後に水腐れします。
ところが水挿しのパッションフルーツはいつまでも元気なのでそのまま窓辺に置いておきました。
一ヶ月後、とうとう発根。
根が触れても折れない太さになるのを待って培養土の鉢に移します。かなり根が大きくなる植物なのでやや大きめの小鉢。
冬が終わった頃合いにまだ生きていたら外に出して生長させ、春ごろ定植する予定です。鉢で育てるか露地に植えるか、その時に決めるつもりです。
(・・・・・結果、大きく成長することなく臨終しました。デリケートな植物です)
Posted by 旬爺 at 2021年◎管理者mail◎
その後、慣れてきて挿し木の成功率が上がりました。
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