心臓病治療薬と相性の悪い食べ物  

心臓病治療薬と相性の悪いもの

強心剤と牛乳
強心剤の多くにジゴキシンという成分が含まれています。この成分は心臓に作用して安定させる効果があるのです。

ところが、この成分はカルシウムと非常に相性が悪く、酷いときは不整脈を加速させ、心臓が停止する可能性さえあります。
カルシウムの多い牛乳や煮干しなどの食品には注意しましょう。


狭心症治療薬とグレープフルーツ

カルシウムの作用によって心筋が収縮するのを抑制する効果があるのがカルシウム拮抗薬です。成分はニフェジピンなどで、血行を良くする効果もあります。

カルシウム拮抗薬は、グレープフルーツのナリンジンという成分に出会うと暴走しやすくなってしまいます。血中濃度が高くなり、血圧を下げすぎてしまうのです。

気管支拡張成分(テオフィリン)と焼き物

交感神経に作用する不整脈治療薬に「βブロッカー」があります。塩酸プロプラノロールという成分などを含んでいます。

塩酸プロプラノロールは、アルコールによって排泄されやすくなり、血中濃度が低下して効果が薄れてしまいます。

お酒やアルコールを含む食品に気をつけましょう。
栄養ドリンクにもアルコールを含んでいるものがあります。

また、狭心症や心筋梗塞など心臓の疾患による不整脈に効果があるのは、心臓に作用するジゴキシンなどを含む薬が使われますが、これはアルコールによって効果が強くなってしまい、危険な症状を引き起こす可能性があります。

不整脈治療薬と果汁

心筋の興奮を抑制してくれる不整脈治療薬には硫酸キニジンなどの成分が含まれています。
この成分は、果汁100%のジュースによって排泄されにくくなり、血中で濃度を高めてしまいます。
これによって心筋抑制の効果が強くなりすぎて、危険な副作用を招いてしまうのです。

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