おせち料理の栄養


このサイトには広告リンクが含まれています

栄養とは何か

いつぞやの「おせち通販トラブル」にも関わらず、この正月もおせち販売は好調だったらしいですね。結構な話です。

おいらは今回おせちをギリギリまで減らしました。
「おめでとう」という気持ちにはどうしてもなれなかったからです。

なにが「あけましておめとう」だよ、頭がおかしいんじゃねえのか?

それが本音であり、周囲から「偏屈」「異常者」と思われようが、自分ではそれが正常なる日本国民の感覚であると信じています。

なのでおせちの新規販売はなし。
顧客と縁者の分だけは作りました。

食べ物商売には我を貫いて良い事と悪い事がある。
自己の考えが社会通念を説得できぬ性質なら折れねばなりません。

それが嫌なら商売をやめるしかないでしょう。
顧客を失望させるとはそういう事ですので。

ひとつ持ち帰って広げてみます。

こうしてあらためて眺めると感じること。
それはこの料理の「栄養」についてです。

手間ひまをかけた贅沢な造作。
そこが問題でして、「料理しすぎ」ですな。
元々「保存食」ですのでこうなるんですけどね。

「ここに含まれる必須栄養素はどれだけあるのか」
どうしてもそれを考えてしまいます。

これだけ「加工・加熱」をしていれば食材の持つ栄養は消滅。
栄養が消えてれば食材の甘み・滋味も消える。
だから砂糖を加えて調味するわけです。

こうした料理を食べるってのは、
要するに半分は砂糖を食べているってことになりましょう。

これは今に始まった悩みではありませんで、
数十年の料理人生の間ずっと抱えているジレンマです。
ま、自分流の解決法を施してはいますけどね、このおせち料理にも。

だがハッキリ言って、
こうした和食は「ヌーベル・キュイジーヌ以前」の無栄養フレンチと同じ。

昭和初期に「過食と健康悪化の因果関係」に着目して、食を制限することで白血球が増加し抵抗力と自然治癒力が増す事実を実験で証明した『大橋兵次郎博士』

80年代から現代食の異常さを我々に理解できる言葉で書いて下さった作家・料理研究家の『丸元淑生』氏は30年ほど警鐘を鳴らし続け、2008年にお亡くなりになった。

【日本に輸入された栄養学は間違っている】
それを言っていた人達です。

簡単に言えば、
「日本人は貧弱」
「それは食べ物が貧弱だから」
「なので西洋型の栄養をとれば解決する」
その前提が正しいとされ肉食・パン食になって来たんですな。
加えて、
「日本食は塩分が多すぎる」
「塩を減らさねば寿命はのびない」
これも定着。

要するに炭水化物・糖質偏重でもって、ついでに脂。
つまり「カロリーが栄養」だと主張してるのと同じこと。

この古典的栄養学の尻尾が消えてないから、カロリーと「必須栄養素」をごちゃ混ぜに同一視する人が現在でも大勢いるんですな。

腹いっぱい食べれば栄養を補給したと思い込んでいる日本人の多いこと。罪な話ですよ、考えてみれば。

【日本人の常識となっている誤った栄養学】
これに、「それは違う」と言ってた先駆者の代表でしょう。
この御二方は。

「怪しい常識がまかり通る世の中」でこういうことを言い出すのは大変。まぁ、異常者扱いされて冷たい反応を受けたでしょうね。主流派から。

「アイツらが言っているのは根拠のないオカルトだ」
ま、事故が起きるまでの東電と原発村の姿。

にも関わらず、正論を吐き続けた。
正しいことを正しいと言える反骨と正義感あればこそ。

今では、
「洋食より和食(昔・西洋化以前の)ほうが栄養バランスが優れている」
「塩分が多いのではなく、カリウムが少ないことが問題」
これがほぼ常識です。

過剰過ぎる「減塩」が日本人を低体温症にしてるんです。
固い繊維のない、柔らかく甘い消化の良いジャンク飯が代謝の質を落として血液を汚し、せっかく「栄養」を摂取してもその稼働を邪魔する物質が添加された加工食品を食べてるから「栄養不良」になる。

体温が低いから体内に入った「食事らしきゴミ」を燃焼できない。
蓄積された脂も燃え切れない。

食べ滓は毒に変じていつまでも体内にあり排出されない。
そのうち肝臓や腎臓が疲れ、血の道も崩壊へと近づく。

どんなものでも過剰は禁物。塩も同じです。
だが、塩を押さえる結果、砂糖に甘くなれば何の意味もない。
塩も砂糖も有益な働きをするのは「全体とのバランス」が適正な場合のみ。

つまり「マトモな食事」さえしていればギャアギャア騒ぐ必要はゼロ。今もって「食と健康」がヤカマシイのは「ガセ食品」を企業がコントロールして、それを国家が許している背景があるからです。

国民に毒を食わせ続けてきた企業が、まったく恥ずかしげもなく今じゃ「健康食品」を売り出している厚かましさ加減はまるで「鵺」なみの怪物。

ノンソルト、ノンアルコール、ノンカロリー、全部デタラメ。
毎日食ってりゃ栄養失調になるモンのドコが健康食品なんだか。
厚労省はそれを知っていても許している。

だが、「何かのせい」にしなきゃ納得がいかぬほどメタボ患者が増えて医療費が国家財政を圧迫。全国民をだまくらかすのは骨が折れるこった。

しかるに「食」の問題はあまりに巨大すぎ、デリケートすぎて触れられない。なにやら「原子力の安全神話」とよく似ておりますが、それも当然。構造は同じだからですわな。

ま、喫煙者攻撃などは「ガス抜き」「猫騙しの1発」の類でしょうが、本質的な問題はそのまま手付かずなので、そのうち「第二のフクシマ」でしょうね。それは「医療の崩壊」などの形をとると思います。平均寿命の驚くべき低下という発表もありましょうな。

減塩派が昔からよく持ち出すのは「東北の人々は血流を起因とする病気の死亡率が高い。それは塩分をとりすぎているからだ」ってのがあります。

塩を求めるのはあたりまえでしょうが、「寒い」んだから。
生命維持に不可欠なのは「体温」であり、これを維持するには塩が必要。もし他所より罹患率・死亡率が高いとしても、それは厳しい寒さによる代謝機能低下が原因です。

全世界的に、病人が亡くなる可能性が最も高いのは「寒い季節の、一番寒い深夜から明け方」だと分かっています。「冷え」はそれほ恐ろしいんですよ。

では「日本一の長寿県」とされていた暖かい沖縄はどうか。
逆に「東北地方の病」と云われていた血流因子の病気が平均寿命を押し下げていますな。

その原因は明らかです。なんで昔の爺さん婆さんは健康で長生きだったのに、今はメタボのウチナンチューだらけなのか、それはハッキリしてますよ。

肉食が中心になる現在の沖縄食にくらべ、琉球時代からの料理は全然違うからです。昔は現在主流の豚肉さえ少なく、野菜や磯の海藻や貝といった質素な食材の素朴な料理が主体で味付けも極めて薄い。

それが戦後急激にアメリカ化してしまう。
脂質過剰、炭水化物過剰、必要のない糖質は行き場がない。
それらの「ジャンク」が栄養の吸収を阻害。

なので代謝力が低下し血液が汚れる。
アメリカナイズの元で育った現代の沖縄人は濃い味・塩っぱい味を好み、もはや昔の薄味を受け付けない。米国の砂糖水着色ジュースの味に慣れ、濃い味の肉料理で育つからです。おまけに「本土」とやらの企業が「添加物だらけ」の食品を流通させる。

要するに暖かい沖縄に居ながら、「体温は下がっている」のですな。
気の毒すぎる事実だが、先の戦争に続いて「また」日本・日本人の実験場になってしまっている結果でしょう。

もう少ししたら気がつくでしょうな。米国化が「人体実験」だったことに。しかし気づいた頃は手遅れで、「長寿県」の名を返上するしかないでしょう。

食と栄養┣曲解:Part壱

ヒトは外的な要因がなければ、数百歳まで生きられるのでないか。
最近そのようなことを考えます。

ただし、消化器官を最小限に使えれば、ですけどね。
もはや明らかですが、消化器とその周辺内蔵の疲弊によって肉体は劣化を早めます。逆に食を減らせば寿命が増すことも分かってきています。

ふと思ったんですが、機械文明以前の昔の人達は異常なくらい健康だったのではないか? もちろん平均寿命が驚くほど低かったのは分かってます。

だが平均寿命って奴は、乳幼児の死亡率などに左右されて個々の実態を反映してるとは限らない。感染症や病気・怪我、重症ならそれで終わりですからね。

だが、その環境でも生き残った者たちはどうなのか?

以前何かで読んだんですが、戦国時代・江戸時代・明治時代、現在では考えられない程の【驚くべき体力】を持った者の記述が多いんです。

例えば家康に富士山から氷を運んだ人夫たち。当時トラックはありませんわな。だが驚くべし、夏、大きな氷塊を人力であっという間に江戸まで運んでいるんですよ氷が溶けないうちに。これはね、今のオリンピッククラスの連中にもプロレスラーにも絶対に無理です。

以前何かに書いた「初ガツオ」も同じでね、千葉で獲れた大量のカツオをたったの1日で江戸まで運んでいる。(これはまぁ船の技術でもあるが、ヒトの体力なくしてはありえない事)

各地に残る名城の基礎工事。
さらに古くは古墳。
もっと古くはエジプトのピラミッド。

あれを機械も無しにどうやって造ったのやら。
技術・テクニック以前にね、【驚異的な体力を持つ人々】の存在でしょう。

まさに頑健ぞろいってところでしょう。
現代人に同じ労働をやらせれば「即死」(笑)

戦国、江戸期にかけての「剣豪」にも驚くべき膂力を持つ人が多い。
歴史に名を残す剣豪に共通するのは、人間離れした腕の力。

重要な事はこれらの「桁外れの力持ち」たちが貴族階級ではない事実。庶民、はっきり言えば貧困層ですな。

「ロクに飯が食えない階層」の人々ですよ。
稀に位の高い武士であっても剣豪は粗食・貧食。

逆に、
ローマ貴族・7つの海を征服したイギリス貴族・平安京の貴族
こうした人々に共通するのは「病弱」です。

皇帝病である痛風や糖尿。
ズバリ「食べ過ぎ」ですな。

貧困層に「人間離れした体力」を持った者が多いという隠れた事実。
これは数百数千年も残る「歴史的建造物」を見れば明らか。あれを造った作業員が貴族のわけありませんかからね。

つまり、「まともに食べられない事がヒトのポテンシャルを高くしている」可能性です。

「ヒトのポテンシャル」
「不老長寿」は夢物語だとしても、道教の仙人の話は伝説にすぎないとは言い切れないのではないか。

「霞を食べている」のを筆頭に、食の制限話が多すぎます。「何かの根拠」がなければここまで長く歴史で語られ続けないと思いますね。しかも中国だけではなくインドや世界各地に「断食」の伝統が残ってます。


考えてみれば何故「寿命」があるのか。
それは「老化」の進行が止められないからです。

だが、なぜ老化するのか?
そこでしょうな。

近年見えてきたのは「飽食が老化を早めている」らしきこと。
動物実験では食を減らすとあらゆる能力が増加して寿命が長くなるという有意な結果が世界各地で得られています。

※断食や食制限が人間の隠れた能力を引き出すことは世界中で確認され続けています。最近のニュースにはこんなのもありました。

 脳を若く保ちたいなら食事は少なめに、米研究

少なめの食事を続けると脳を若く保てる可能性があることがマウスの実験で明らかになったとする論文が・・・・・・

「断食」はがんを弱体化させる、

がんを患っているマウスに絶食させたところ、腫瘍が弱体化し、化学療法の効果も上がったとする研究結果が・・・・
米マウス研究  2月9日 AFP
AFPBB News

食と栄養┣曲解:Part弐

「デフレスパイラル」とは物価が下がってその結果企業収益が下がり給料が減る。するとますます消費が落ちて、また商品の値段が下がるという悪循環です。日本はその状態が20年も続いてるわけですが、給料は確かに減少しているものの、値段が下がっていないモンが沢山あるってことですね。

サービスや耐久消費財は確かに値下がりしてるが、肝心の「生活必需品」は値下がりどころか逆に値上がりしてます。その典型が「生鮮食品」と「主食の穀物」それに「エネルギー」でしょうね。

これが意味するものは「中流層の負担増加」です。
大多数の日本人はデフレのマイナス面が上回り恩恵を受けていない。

※この10年で所得は7・5%も減ったが消費者物価指数は4%しか落ちていない。

「なぜだ?いくら節約しても全然暮らしが楽にならない」

あたりまえですわな。
生活に必要なモンが値上がりして給料は減ってるんですから。

普通の家庭に負担増が続けば「貧困層」へ落ちていく運命。
貯蓄を切り崩すにも限界があり、新たな貯蓄など夢。

中流層がそんなんじゃ、「今現在貧困ライン」の人はどうなるのか?
日本では考えられなかった「スラム化」が目の前にあるんです。

その現実を無視してバカ政府は【消費税を上げる】(笑)
日本中の「議員と役人」を半分に減らしてからモノを言えってんだボンクラ。

先に金持ちの課税を厳しくして、それで平等感を広げ、国民が納得したうえで最後の手段として消費税を上げるのが本道であり、「筋道」ってものです。

野田総理は「財政赤字の拡大阻止」に「不退転」で取り組むとして消費税増税を言っています。ようするに「財政を健全化したい」、さもなければ大変なことになりますよ。と、そう仰る。

だがね、考えてみてくださいよ。
現行の消費税(5%)を導入する時に政治家や役人が言ってたのもまったく同じだった事を忘れてませんかね? 「必ず財政規律を復活させます」「垂れ流しや無駄遣いはやめます」そう約束して今の消費税を導入したんです。

で、結果は?  約束は?
政治家と役人は相も変わらず「利権」に弱く、無駄金の垂れ流し。
そして財政赤字を加速させました。
増税はまったく意味がなく、逆にすべてを悪化させました。

何でそれを忘れてるんです?ボンクラですか?

断言してもよい。
今回もそうなります。

10%にしても無意味。
霞が関の役人が「無駄遣い」をやめるわけがないからです。
永田町や霞が関はね、もう「自浄作用」がゼロなんですよ。

10%が始まっても絶対に財政赤字は解決しません。
もちろん「社会保障」も悪化の一途を辿るだけで、好転に向かいません。

理由は簡単でしょう。
日本が「メタボ」だからです。

収入(税金)を増やすことばかり考える=食うだけ 支出の正常化はウヤムヤでヤル気なし=ゴミが溜り毒素に変化した肉体

社会保障の問題は支出を削減する以外の解決法はありません。
いくら金があっても無駄なのは子供にさえ分かる算数。

財政規律
「規律」(笑) この言葉の意味を辞典で調べるか、子供に訊けばよい。

政治家や役人が【ダイエット】しなければ血液がキレイになるわけない。これも分かりきったことでしょう。

もうね、いい加減にしときましょうや。
こんな単純ことさえも分からぬ大人じゃ子供に笑われますよ。

彼らが「正常なる精神」を持っていればね、「生活必需品は無税」にして「ゴミになるもの」の税率を15~20%にするとかの案を持ち出す筈で、それをしないで格差社会を深刻化させる一律10%しか言わないのは「毒素が脳まで回ってる」なによりの証拠だと思います。

このままじゃ節約のための「自炊」すら不経済になる。
肝心の食材、とくに重要な野菜がこんなバカ高いんじゃそうなる。

で、大手の外食や商店が体力にモノを言わせて世界中でかき集めた「得体のしれないバカ安の食材・加工した料理」を買う方が安いということになり、結局また自宅の台所にはホコリが溜まるって有様になるわけでしょう。

肉、魚はもちろん、都会の八百屋に並ぶ野菜の高いこと!
背景には肥料・飼料、つまり「穀物相場」の高騰がありまして、これはエネルギー、つまり燃料の高騰も同じ。

「天候不順」だの「人口爆発」だのとその理由は色々言われますが、そんなもんは嘘。本当の理由は穀物や燃料が「金融商品」になっているからです。

つまりね、詐欺師に等しいハゲタカ金融屋どもの利益を出す道具になっているからです。近年はとみに「桁外れの利益」を狙う輩が急増し、そのあおりで相場が異常な動きをするんですよ。

実態(現物)など無視した先物などの商品で莫大な利益をあげる。高くなろうが安くなろうが利益が出るシステムなので「現物」には興味がないんです。問題なのはバーチャルな「数字」だけ。

彼らは現実の生産的社会に対する責任感は皆無で、投資家と自らの懐にしか関心がない。そんな連中が国家間を超えるほどの力を持ってしまったから数年前のリーマン・ショックが起き、現在のユーロ危機が起きてるんです。

ようやく夢から醒めてその現実に気づいたのは、貧困ラインに落ちたアメリカの市民。目がさめてみれば時給8ドルの仕事さえ無い。なのにその犯人とおぼしき金融屋どもは億単位のボーナスをしゃあしゃあぼったくって恥じない狂った格差社会。それがウォール街デモの背景です。

【TPP】ってのはね、そのアメリカの「狂気的な格差」をそのまんま日本へ持って来てしまう構想です。

いっけんしたとこ「野菜などは安くなり消費者は助かる」なんてように見えますが、バカバカしいこってすよ。
もしTPPを導入すれば、
「マトモな野菜」は手が付けられなくなるほど高騰し、やがて姿を消す。

店にはもう「異常にピカピカ光る変な食べ物」しか並んでいない。
薬漬けにして新鮮に見えるようにした「腐った食べ物」です。

ようするに今よりもさらに「毒」を食わされて半病人が激増し医療保険制度は崩壊。もはや病院にさえも行けなくなって豚死するって寸法ですな。

デフレはさらに加速し、大多数の国民は収入がさらに減る。
すると国家の財政もますます悪化し、財務省は消費税30%を言い出す。

その税収。頼みは輸出大企業の利益。
だが大企業はとっくの昔に海外にシフト、あるいは分散を済ませている。日本国のバカ高い税金を納め続けるわけがあるまい。

そしてこれが肝心。
TPPを締結すれば、必ず日本国債の利回りが上昇するでしょう。

今の1%でもアップアップの泥沼借金地獄。
これがもし3~5%になれば?

償還不可能、デフォルトですな。
日本の銀行はパニック倒産。経済は地獄のようになる。

そうなればすぐに「恐ろしくて街も歩けない」ほど治安が悪化。
なのに自宅を差し押さえられてホームレスになる者が次々。

そこらじゅうに「スラム」が誕生し、秩序は崩壊を進めるでしょう。
その先にあるのは「独裁」と「戦争」

または、「徹底管理された完全な格差社会の完成」でしょうね。
つまり、貴族と奴隷なみの大衆しか存在しない社会です。

思想さえも監視され、反抗的な者は抹殺される。
コンピューター・サイエンスの進化でもって、中国と北朝鮮を足したよりもさらにひどいメチャクチャ悲惨な監視国家のできあがりってわけ。

だいたいね、それぞれの国家が手をつけらぬ程の問題をかかえて四苦八苦してる現状でもって「平等な国際協定」などに何の意味があるってんです。

ユーロ圏を見なさいよ。理想と逆行してバラバラ寸前でしょうが。
なのに「ギリシャ化」する国を幾つか含んだ国々と相互関係を結ぶ?
「馬鹿ですか」っての。ギリシャとドイツを同一の枠組みに組み込めるわけがない。

ま、流されるだけ流されて気がついたときには手遅れ
毎度おなじみのこのパータンでしょうな。ヤレヤレです。

付録;壱 栄養とは何か

西洋から輸入された栄養学では蛋白質、脂肪、炭水化物を指して三大栄養素と言います。特に重要とされるのは脳の唯一の栄養とされる糖質(炭水化物)
しかし炭水化物には糖質のほか消化されない食物繊維もあり、こちらも大事。

蛋白質も脂肪もそれなりに大切な栄養です。
つまり身体に不可欠なものである点では間違いなく三大栄養素。

だが、最新の栄養学では優先度が異なります。
大事なのは「蛋白質、ビタミン、それにカルシウムなどの無機質」

なぜ変化してるのでしょうか?
それは20世紀以降の人類が食性を変えたからです。

加工食品の占める割合が激増し、天然の食材が持っている栄養が壊されてヒトの体内に吸収されなくなったのですよ。これによって脂肪、炭水化物の割合が急増。

同時にカルシウム等ミネラル、ビタミンが不足し、それを理由に「身体の部品」になる蛋白質の代謝能力が低下。

これは加工食品が完全に工業化し、「腐らない食べ物」を作るために「食品添加物」を大量使用しているからです。色々な添加物がミネラルやビタミンの体内比率を壊してしまうのです。

比率とは例えばカルシウムとリン、例えばナトリウムとカリウムなどが血液内で均衡する比率のことです。リンはあらゆる加工食品に添加剤として必ず含まれていて、ヒトにも必要な無機質ですが、これがあまりにも多くの食品にあるためどうしても過剰になります。

するとカルシウムが足りなくなるという現象が起きる。
なぜならリンを1・5摂れば、必ずカルシウムも1・5摂らなければバランスが壊れるからです。

だがリンはあまりにも多く使われすぎ。
試しにスーパーで何か加工食品のパッケージを見るといいでしょう。
ハム・ソーセージからパンや惣菜、ほぼ全てのドリンク、なんでもかんでもリンを添加物として使用。

これでは普通に暮らしてるだけでリンの過剰は避けられない。
その結果「カルシウムがいくらあっても足りない」になるのです。

カルシウムが足りないと身体が判断すれば何をするか。
骨や歯を溶かして、そこからカルシウムを得ようとします。

そうしてリンとの比率を保とうとするんですよ。
骨がスカスカになりますな。骨粗鬆症や骨折に弱いヒトの出来上がりです。

ですから大手企業が「日本人はカルシウム不足!補給しましょう」
とか言って「カルシウム添加商品」を売っているのは笑止なんです。
そんなモンを摂れば、今度はリン不足(笑)
そもそも便利だからとあらゆる商品にリンを添加してるのはアンタでしょうが。

ビタミン等も同じでね、「何かひとつ」を過剰に補給してもバランスが壊れるだけ。各自必要なのは少量だけで、全体のバランスが欠けたら無意味なんです。

市販のサプリや栄養剤などはまず何の効果もないし、不調を生む要因ですな。

現代の特徴はね、「炭水化物と脂質の摂り過ぎ」です。
これはエネルギー系ですので、「カロリー栄養」ですな。

この偏りを是正して健康を維持するためにはどうしても微量栄養素が必要。
(1)十数種類のミネラルと20種あまりのビタミン
(これは補給が必要な必須で、他を含めて130種ほど)
(2)肉体の元になる9種の必須アミノ酸(蛋白質)

この(1)と(2)が本当の意味での「栄養素」です。
これが全部完全に含まれる食品を「完全食品」と言っていいでしょう。
つまりこれさえあれば生命維持に支障はないのです。

※ちなみに自然界に完全食品は存在せず、赤ちゃんにとっての母乳が一番近い。もう少しで完全と呼べるのが「正しい牛乳」「レバー」「貝」「鶏卵」「ニンジン」「レタス」など(これらは少しずつ欠落あるので合わせて食べれば完璧)

炭水化物と脂質は「意識しなくとも不足はしない物質」であり、むしろ摂り過ぎを心配すべきものです。現代食の事情を見てきた自分としては、これを「ゴミ」だと断言します。(ただし食物繊維や良質のあぶらは絶対に必要)

付録;弐 【汚れた血液】とはどういう意味か

ダイオキシン、BHC(ベンゼンヘキサクロリド)、DDT(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)、ストロンチウム、水銀、クロム、カドミウム、オキシダン、鉛、バナジウム、まだまだ他にも沢山、こうした物質が有害な形でそこらじゅうに存在してるのが現代です。東電のバカ原発が爆発したんでなおさらです。

どうしたって体内に入ってきて逃げられない。
だがこんな毒々しいモンが身体に溜まれば死んでしまいます。

死なないのは体内の防衛機構が必死で追い出してくれてるからです。
その防衛部隊は先程のミネラルやビタミンがなければ働けなくなります。

そして防衛部隊の邪魔をする最大で最悪なもの、それが「食欲」です。ビタミンでないもの、ミネラルでないもの、必須アミノ酸ではないもの。加えてこれらの「正しい栄養素の体内バランスを壊すもの」
そんな「ゴミ」のような食べ物を欲しがり、パクパク食べる「食欲」

それは動物が持っている「本物の食欲」ではありません。
インチキの情報を蓄積した結果起きる「ニセモノの食欲」です。なぜなら「生きるのに必要な本当の食欲」がゴミを欲しがる訳などないからですよ。肉体の求めるものは栄養であって毒などではない。

求めていないゴミばかりが体内に入れば、各器官は仕事量が激増。要りもしないモンを消化して代謝しなきゃいけない。

だがそもそも「代謝しきれないゴミ」をどうすりゃいいのか。
アチコチで無理をして調整するハメになり内臓君たちは死ぬ思いで働く。

先の公害物質の解毒でクソ忙しい肝臓や腎臓はヤケクソになります。
で、「解毒したフリ」をして血液に「ゴミ」を流す。

排泄して追い出したいのはヤマヤマですが、ご主人様は体温が低い。なので尿便も少なく汗もかかないし、おまけに運動しないのでますます熱を発しない。

外に追い出せないゴミや毒を「どこかへ隠す」しかないわけで、そりゃもう忙しい。

そうこうして暫くの間は誤魔化していても、ご主人はゴミを食い続け
それでいて「必要な栄養」は全然口に入れない。

頭にきた内臓君(兵隊は細胞)たちは仕事をサボタージュ。
もしくは戦死や過労死して無念の昇天。

で、隠し切れなくなったゴミは血液中に滞留。

あっさりと血圧が上限を突破。
内臓脂肪が外に突き出し、アチコチに異常が現出。
典型的なメタボ体型。

白血球、赤血球、血小板も正常値を逸脱。
GOT、GPTの単位も異様な高さ。
空腹時の血糖値は正常値の10倍近い。

尿酸も中性脂肪もマトモではない。
ついにはクレアチニンと尿素窒素が透析寸前の数値に。

血液はドロドロの真っ黒けでヘドロみたい。
(イメージによる比喩であり、血は血です)

これは現代人の狂った食生活で「栄養」が不足し続ければ現実になります。いとも簡単にね。信じられなかったらそこらの大病院を見学して回ればいい。

つまりね、マトモな食事をしていればこうした異常は予防できるという意味ですよ。



Comment


手前板前.魚山人:The person who wrote this page筆者:文責=手前板前.魚山人