おむすび・オニギリ


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おにぎり

おにぎりと寿司の違いは内部空気の含有量です。
寿司はその場ですぐ食べるのが前提なので内部空間が多いほうが望ましいが(握り寿司の場合)、おにぎりはその場で食べるものではなく、元々がプチ保存食。おにぎりは数時間から半日は美味しさを保つ必要があります。

美味いおにぎりを作る

熱々の炊きたてご飯を使って握りましょう。

もし木の盤台やおひつがあれば、炊きあがったご飯をいったんそれに入れて、しゃもじで切る様に大きく混ぜておくと、余分な水分が飛び、あら熱もとれてよい温度になります。

なければ、ボールに入れてじゃもじで切り混ぜても結構です。
そうすると違いが出ますよ。

★最初に水道で手をよく洗ってください。
衛生と手の温度を下げるためです。

★直接では熱くて握れませんので、茶碗を用意します。

★その茶碗にご飯を1杯。それが1個分のオニギリに。

★ボールにぬるま湯を入れておく(手水・打ち水)
※手水をお湯にするのはオニギリを冷まさない為です

★器に塩を入れておく。

★手水に指先を入れて水分を左手の中心に打つようにしながら両手全体に広げます。

★次に右手の中指の先の関節一つ分の腹に塩をつけます。
※これが塩の適量

★その塩を両手にすりこみます
※体温でよい具合に塩がゆるくなります

★茶碗のご飯を左手の腹で受け、右手でかぶせるようにして握り始めましょう。

必要以上に力を入れないこと。
指先をキュっと締める程度で大丈夫です。

★外部にデコボコができないくらいにしっかり握りこんでください。

オニギリの形

最初は「丸型」に慣れ、次に「三角」、そして「俵型」
基本的なこの三種ができれば、あとは応用で自由自在です。

オニギリの具

おにぎりの具は無限です。
ご飯に合うものならいかなる食材でもOKです。

おすすめは「梅おかか」で、梅肉とカツオ節削りを刻んで混ぜるだけ。
出汁ガラの昆布とカツオ節も美味しい具に
だし昆布の再利用

その他

※ノリ(海苔)には表と裏があります。
表のツルツルと光沢のある方を外側に向けるようにしてオニギリを包みましょう。
細巻き寿司の巻き方

※おにぎり用にご飯を炊くなら硬めに炊きましょう。
水加減は米と同じ量くらいでいいです。

※元来保存食(持ち出し用)とはいえ、オニギリが美味しく食べられるのは半日が限度です。意外と腐敗が早いので注意が必要。特に具に生物を使ったオニギリは足が早いので、状況を考えて具を選ぶこと。

※特別な理由がある場合を除いてラップで握るのはやめたほうがいいです。おにぎりは素手で握るのが一番。手をよく洗う事を忘れずに。

※手に傷があるときはオニギリを作ってはいけません。
(傷口には多くの細菌がおりますので、食べる人が食中毒に)
(ラップを使っても危険ですので、別のメニューにしましょう)





手前板前.魚山人:The person who wrote this page筆者:文責=手前板前.魚山人