サビた古い出刃を磨いてピカピカに


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読者投稿の包丁画像〔#77〕

投稿者:竹風(男)
職業:漁師(釣り船)

魚山人さま

昨年9月に9寸の柳刃を投稿させていただいた竹風です。私の投稿のすぐあとに「ないしょさん」が「竹風さんに背中を押された」とあり、驚きましたし、磨きの項目の最後に読者の見本のように紹介されていたりで、ちょっとドギマギでした。しかし、ないしょさんの出刃の美しさにはあきれましたね。

今回、また投稿しようと思ったのは、その後古い包丁を何丁も頂き、再生させてきたのもありますが、この一年料理にはまり、中古の鰹節削り器を手に入れて出汁を引くようになったり、魚料理の回数が急激に増えたのがあります。また天然砥石を手に入れ、研ぎの練習もしています

これらの包丁を使い美味しい美しい料理を作ろうとしてますが、包丁は少々研げるようになっても、料理はまた別の難しさがありますね。まったく上達しません。そんなことを魚山人さんに報告してみたかったのです。

この出刃はサビサビで地金が見えないぐらいだったのを再生したもので、4度目の修正でやっとここまでできました。

銘も削り落としてますが、元は木屋の180ミリ出刃で、裏空きも砥石が当たっていたのを空き直し、鏡面にしました。色々いじくっていたらなんだか身卸出刃のようになってしまいましたが、これまで4,5寸しかなかったので大きな魚はこれからこれの担当になります。そりから切っ先の切り刄の研ぎ、面のゆらぎがないようにするの難しいですね。なにかコツがありますか?

出刃の元写真、これでも荒砥をかけたものですし、裏の写真もまだ途中経過でミネがダメですね。仕上がり写真、仕上げ砥の後、8000番のコンパウンド2回かけてます。しかし、ここまでやるならベルトサンダーとかグラインダーが必要ですね。今回はミニルーター以外に砥石の小割りとか駆使しましたが、それでもヘトヘトになりました。

2016/08/18





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