和食用語「木賊」



木賊(とくさ)

木賊は、シダ類トクサ科の、茎のみの草である。
この草の色(黒っぽい緑色)を「とくさ色」といい、この色に似せた仕上げ方をする料理を「木賊」という。
主に青海苔を使ってこの色を出す。

木賊焼き

白身魚、イカ、エビなどに薄塩をした焼き卵白を塗って青海苔をまぶす。

木賊煮

野菜類を荒千に切って煮上げ、仕上げに青海苔。
薄味で煮る「木賊ごぼう」などがある。

木賊揚げ

衣に青海苔を使用した変わり揚げ。

木賊うど

独活を甘酢に漬けて青海苔をかける。
煮物にすることもある。


東海寺和え 東海夫人 当座 橙皮
東寺揚げ 唐人 通し肴 遠江
銅八銭 東坡 刀法 道明寺
木賊 特殊製法塩 床重
土佐 閉じ蒸し 土蔵焼き 徳利蒸し
土場燗 止め椀 とや料理
どり 取り粉 鳥辺和え 泥酢
鶏わさ 団亀汁 どんがら汁



手前板前.魚山人:The person who wrote this page筆者:文責=手前板前.魚山人