節食記 四  

節食記 四

15日目
顕著な変化はなにもない。
血圧も正常。危険な兆候はまったく出ていない。
食べるものは一日豆腐一丁。それに野菜ジュース。

ズボンがベルトなしでは穿けない様になってしまった。
しかし体重減少自体はマイナス5キロでほぼ止まってしまったようだ。
もともと自分の体型からこれは自然だと思う。際限なく減少すればそれは飢餓であり危険だからだ。
直感的には不思議な気もする、基礎代謝のギリギリかそれ以下のカロリーしか補給してないのに体重が減らないのは何故か。寝て暮らしてる訳ではなく仕事をしている。しかも肉体労働だ。それほどまでに体内に脂肪や老廃物、必要以上の水分が蓄積しているということか。

顔に赤身が射し、肌のハリが良くなり艶が出ているとの事。それを指摘してくれた板前はそれならダイエットを兼ねて自分もやってみたいと言うが、リバウンドの危険性やそうなる可能性の高さを説いてやめさせる。
食を断つのは禁煙などよりも簡単であろうが、問題は調整の難しさにある。
低血糖発作や体液の電解質の狂い、消化器官の萎縮による病気の危険性も無視できるものではない。充分な知識とやりとげる覚悟に強い意志と動機がなければ危険を呼び込むだけである。
妻にやらせている朝食だけを断ち野菜ジュースに代える「一食断食」をすすめておいた。

口の中がやたらネバネバする。
断食療法であれば数日後に起きる現象で、舌苔からの老廃物排泄だと思われる。今頃になっておきてるものらしい。うがいをマメにする事にしよう。
天塩を舐めてミネラルウォーターを少し飲む。

最大の変化は低血糖発作が起きなくなったこと。生姜湯の糖だけで充分まにあう。したがって黒飴はやめる。虫歯になっては意味がない。

もうひとつ、野菜ジュースを体があまり求めなくなっている。
これの意味する事はいろいろだが、もう少し経過をみないと分からない。
が、水分は必要だと言う欲求もきこえる。とりあえず好みのミネラルウォーターを用意して、必要に応じて飲むようにする。もしかしたら「移行」なのか・・・

一カ月が経過した時点で回復食(補食)を始め、固形食を一日一食摂る習慣に戻す予定。厳選した和食中心にするつもりである。
当然だがいきなり食事をするのは危険。死ぬ可能性すらある。
重湯→三分粥→五分粥→七分粥→八分粥→全粥
こんな具合に十日ほどかけて慎重に補食しなければいけない。
その後の話である。

ここまでの日々はダイエットだとしら成功と言える経過である。
しかしダイエットをやっている訳ではない。
自分に課した実験の様なものだ
【食を断てば健康増進になる】
【人は食べなくても餓死しない(うまく「移行」すればだが)】
これらを自分自身で境界線までいき、覗いてみたいのだ。
まだ先は見えない。

 

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