メタボを回避する唯一の方法  

メタボは必然

 

この場所でブログを一から始めてほぼ二年。拙い筆に苦渋しつつ、主に食に纏わる話などを披露してまいりました。板前の仕事柄、この様な作業には中々慣れることがございませんで、撤退してしまう事も何度か考えたりもしました。それが続けてこられたのは、ひとえに読んで下さる方々の存在ではないかと思っております。あらためましてありがとう存じます。

板前・料理人としては相反する論を展開する目的を持って書いてまいりましたけども、実際のところやはり食品提供者としての性は捨てられず、本音の部分は触れずに通過してきた感があります。この辺で少し歯に衣着せずその事を書いておこうかと思います。

【一】食は体に良くない

体調を崩し食欲が減退した人を見ると、「何か食べないと体に良くない」と、こう言うのが普通です。これは真実として世の中で通用しております。誰も疑問を感じたりはしないでしょう。

さて、おいら自身が体調を崩した時は医者が嫌いなので寝て治すと以前書いた事がありますが、寝るだけでは治らない場合もあります。
そんな時はどうしてるか、「何か食べないと良くない」ので、料理人なりの養生食を作って食べているかと申しますと、そうではありません。

食を断ちます。


記事で何度かチラホラ書いているんですが、おいらは断食療法で体調を回復させています。最初に経験したのは15年ほど前でして、べつに病気を患ったからではありません。自分が考え続けていた答えがそこにあったからです。

友達が糖分過剰摂取で倒れて以来、常に料理や食にたいしてモヤモヤした「違和感」が拭えずにいました。医学や栄養学は難しいのもありますけど、直感的に何かが違うと感じてましたし、医師の数が増加し、医療が進化してるのにも関わらず、現代病患者は激増するばかりで減少しないのがその証左だと思っています。

「何か食べないと体に良くない」は完全に間違った考えなんですよ。
食欲減退は「これ以上食べ物を口に入れないで」という、体内からのサインであり悲鳴なんです。この時点で食べ物は栄養から「毒」へと変化します。
「量を間違えれば毒になる」は薬品だけじゃなく、食べ物もなんです。

【二】壊れたルールとシステム

人間が体調を崩す因子は「食」にあるんです。
必須栄養を摂取しなければ死にますが、それ以外の栄養は病気の元になっているだけなんです。ありとあらゆる病気の根源は体内の「老廃物」です。
通常の排泄サイクルでは蓄積を処理できず、余剰を体外に排出しようとする機能が「食欲減退」として現れるサイン、すなわち病気なんです。今から老廃物を出すって合図を無視して食事を与えたり、薬品で押さえ込むってのは、その場しのぎで何の解決にもならないばかりか、悪化を誘引するだけです。

小難しいのはやめてはっきり言いましょう。
食べ過ぎなんですよ。異常なほどね。体には不必要な栄養を取り過ぎ。
現代人の食事量は正常ではありません。自分の肉体が可愛いのであれば食事を与えない事です。断食によってあらゆる肉体的異常が好転に向かうってのは歴史的にも、現代医学からも、ほぼ実証されてる事実です。ご存知の方も多い事でしょう。

  近年の報告など・関連記事:食の栄養

平均的なサラリーマンの食生活をみてみますとね、これでメタボにならない方がむしろ不思議ってもんです。通勤列車に乗ってる数千人の人間の体内を透視できるとしたら、ほぼ全員が老廃物で血がドロドロになってるのは確実でしょう。その血は全身を駆け巡り、そのうちどこかで滞り、そこが病に犯されていきます。

料理人の立場ではこんな話はし難いもんですが、健康的な食事ウンヌン以前の問題なんですよ。食べる量がおかしい。なんでおかしくなるのかと言えば食べた気がしない泡やゴムみたいな変なモンばかりだからです。そのうえ塩を減らしてるから体内の水も排泄できないで毒に変じる。

老廃物とは、「物質代謝の結果生じた不要物や有害物」で細胞の活動(代謝)で発生します。食事は胃腸から血液に乗り体内に栄養を運び、全細胞に栄養を補給し代謝させその結果発生した老廃物は再び血液に戻り、{肺・呼気}、{腎臓・尿}他汗や便等により体外に捨てられます。

例えば尿素窒素やクレアチニンなどの老廃物が血液中に多くなった状態(クレアチニンクリアランスの悪化)が腎不全で、これが進むと尿毒症になります。
また老廃物は血管内で脂肪やコルステロールと結びついて沈着し「動脈硬化」となり、心臓はあわててポンプの力を増しますのでこれが「高血圧」になります。

過食でこの老廃物が増加蓄積し、断食で排泄される事はすでに世界中で確認され、日本でも数えきれない程の実例がある事実です。
動物実験では寿命すら数倍から数十倍に延ばしてしまう実験結果も世界中で報告されています。

動物の体内機能は餓えた状態で最高のポテンシャルを発揮する様になってるんですよ。自分で治る力を引き出すには外部からの補給を断つのがベスト。

だけど逆の過食状態には対処する術を持ってないんです。数百万年の人類の進化過程で「肥満」に対する防衛撃退機能が織り込まれてない。
「必要以上食べない」が生命のルールだからです。

【三】食べるよりも「出す」こと

一週間から十日の断食をすると、驚きの世界です。
自分の身体にどんだけ汚い「ゴミ」が蓄積してたかに驚き、
(普通の人でおそらくバケツいっぱいのドロドロした真っ黒いコールタール状のヘドロみたいな老廃物が体内に溜まっていると思います)
体が軽くなったのに驚き、
視界が広まり、思考が明快になり、目に光が戻り、肌に艶が戻り、
そして味覚が敏感さを増すのに驚きます。
当然ですが体重も減っています。

体内に棲んでる無数の「働き者」達が元気に仕事をしてくれた。そんな感じです。餌を与えすぎて働けない様にしてたんですね、食事で。

医者には怒られるかも知れませんが、現代人は一日一食か二食で充分だと思っています。今の食事内容ですとそれでも多いくらいだと思います。現代人の食べる物を見てますと、一日三食の意味がまったくないですな。それが内容のない物である事は異様な「間食」の多さから明らかですよ。体が本当に求めている食事をしないからスィーツだのパンだのスナックだのおやつを際限なくいくらでもパクパク。どこかでそれを断ち切らないと、そのうち腰の辺りにぎゅっと掴める脂肪ができる。消費できない脂肪は老廃物と一緒に必ず体を蝕みます。

大概の料理・栄養書は三食の合理性や利点をあげてすすめています。絶対条件みたいな書き方をしてるのが普通。ですけどね、何で三度食わなきゃいけないのかよく考えてみたら分からないんですよ。世の中には朝昼晩と時間通りに食べてない人がかなりいるはずです。おいらもそうですが、そのせいで不調になった経験は一度もないです。

三度の食事が悪いとは言ってません。三度の食事を守って過剰食になっては意味が無いと言ってるんですよ。過剰食と書いたのは肥満にならない体質の老廃物蓄積型の人がいるからで、その人もやはり食べ過ぎには違いありません。理想体型でも痩せ型でも油断はできないんです。外部から血液の状態は見えませんからね。

とにかく膿を溜めてはいけないし、血は粘らせてはいけません。
出せる量を上回る食事摂取は毒を飲んでるのと同じなんですよ。



何年経ってもこの考えに変りなし
1012年9月
2014年08月

【四】幻想のグルメと本物の味覚

舌というのは老廃物を排泄する重要な器官です。
朝目が覚めた時に舌を鏡に映して見てみますと、その意味がよくわかります。
前日に暴飲暴食などをした翌日などは、呼気(悪臭)だけでは間に合わないので、だ液で毒を排泄しようとします。舌苔ができてゴワゴワし変色しています。
このような状態を繰り返して慢性化してるのが現代人。排泄が間に合わないほど常に体内に過食による毒が充満してるから絶えず苦い唾液が出てきます。
この舌で「美味」を語るのは笑止としか言えません。

さて長くなってしまいましたが、グルメ関連ブログとは正反対と言うか、書いてはいけない様な内容になっております。「食べる事が悪い」ですからね(笑)
ですから一つくらいはグルメっぽい事も書いておきましょう。
断食あけに補食をして徐々に胃を戻すんですが、その時に食べる食事の味はいかなる高級料亭より、三ツ星レストランより、はるかに上であり、本当の極上グルメです。


*断食は危険もありますので独断で始めてはいけません。
必ず信頼ある専門医に相談してその指示に従うべきです。

この記事へのコメント

こんばんは、
身体の声を聴くということでしょね。

お腹も減っていないのに、時間が来たら一応食べる・・・・
これはイケませんね、食べ物に対しても失礼だし、料理を作ってくれた方に対しても。

お腹も減らず、どうも胃腸の具合がという時には、
丸一日何も食べません、そうすると翌朝は、お腹もぺっちゃんこなって、身体が軽くなったように感じます。

少食に慣れていると、食糧危機が来たとしても、堪えられるかも^^
Posted by ほっこり at 2008年06月01日 21:26

こんばんは、ほっこりさん(^_^)

動物達は病気や怪我をした時には餌を断ちます。
お腹が減ったのを放っておきますとね、体内の命を司る無数の小人達が慌てます。それで何を始めるかって言いますと、脳とか心臓とか肝臓といった生命に関わる重要な器官を守る為に、体内に余ってる余計なモンを分解して餌にし栄養にしてしまいます。
脂肪や老廃物は当然ですが病変をも餌にして食ってしまうんです。癌でさえ食ってしまう。ここですね。これが自然治癒力なんです。

危機的状況にならないと真剣に仕事をしないわけです。
食を断つことでこの連中に働いてもらうんですよ。

進行して餌にするものが無くなると今度は自分の体を喰い始める、あまり重要ではない部分からではありますが、これが飢餓です。

飢餓や栄養失調と断食は違うものですが、この違いが難しいです。
ですから素人判断は危険があるんです。
Posted by 魚山人 at 2008年06月01日 23:53

人類の歴史に影響を与えた宗教開祖は
殆どが断食で悟りを得ておりまするね。。

スーパーナチュラルはヒトの内部に在るのかも

これを読んで
思い出してしまいました。。
目のギラギラ輝く貧しい国の子供たち

あれは
「許されざる眼光」
だったのですね

でも、、たとえ末期の輝きであろうとも、、、
魚の腐ったドンヨリ目よりも
あれがヒト本来の目である
そう思います。。。。
Posted by マル子 at 2008年06月02日 19:36

人の体内は工場ですよね。エネルギー消費は生きてるだけで目盛りを刻んでいきます。死ぬまで止まりません。従ってエネルギー注入をストップすれば危機的な状態が到来します。
その危険をあえて自ら呼び込んで原点に戻り覚醒をした。それが断食瞑想なんでしょうね。

子供たちは栄養不足による飢餓手前ですね。
必須栄養を摂取しない状態が慢性的に続けば命は保てません。
弱肉強食の掟。これが生命の宿命だとしても、人類は「文明を持った生命」としてこの状況を打破していくべきではないでしょうか?
Posted by 魚山人 at 2008年06月02日 20:17

 

メタボは必然
節食日記 ①
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節食日記 ⑧
節食日記 ⑨

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