板前、失恋を語る  

板前、失恋を語る

命の次に大事なのは何かという問いに、一番多い答えが「お金」でしょうな。
これは、事実だから仕方ないとも言えるでしょう。
でもそりゃ社会が何の変化もなく存続していくってのが前提ですよ。

海外の辺鄙な場所に旅行したり、大きな天災に遭遇したり、
「文明の殻」みたいなのを剥かれた環境になってみると、痛感する事があるはずです。
水の大事さですわ。

何はさておき、真っ先に必要になるのが「水」のはずです。

断水が数日続いたって経験をお持ちの方も結構いらっしゃるでしょうが、その時は「水の無い生活」ってのが絶対に成り立たない事を感じたと思います。
特殊な環境にならなくても、それはキャンプやハイキングで人里から離れてみればすぐに分かるでしょう。

「空気と同じく意識しなくてもそばに在るもの」
こりゃごく一部の恵まれた地域で暮らす人間の感覚でしかありません。日本を含めて。

社会の「見栄」を剥ぎ取られて砂漠に放り出されて、初めて「水」の重要性を知るってのが現代人の実際の姿でしょう。

おいらはね、恋愛もこれと同じだと思うんですよ。

深い恋の始まりっては大体さりげないものです。
理想にドンピシャって始まりは稀で、最初はそれほど「タイプ」ってわけでもない。
もちろん付き合いするんですから「嫌いなタイプ」って話じゃありませんが。

で、付き合いが深まるにつけ「磁力」が発生して来るんですな。
この磁力は、「独占欲」だったり「情」だったりする訳です。
引き合っているうちは問題ありません。
ところが、どちらかが相手を「水」の様に感じ始める時期が必ず来ます。
この時から磁極が移動を始めてしまう。
すると、
「引けば追いかけられ」
「追えば逃げられる」
そういう心の流れが出来ちゃう。

逃げる立場になるか、追う立場になるかは運命が決めます。
ある周期で交互に立場が逆転するのが人生ってもんですが。

逃げる側は問題ありません。
心にそれほど痛痒を感じないで済むからです。

苦しいのは追う側に立った時。
磁極が逆転してますから、追えば追うだけ相手は遠くに行くばかりです。
このときに自分の渇きを知るんですね。
「水」が無い苦しさを実感として思い知るんです。
潤いを与えてくれる「水」を。

おいらも経験があります。
相手の現実の姿ではなく、「イメージ」を追いかけ始めた時点で、もうその相手は絶対に手の届かない場所にいるってのに気がつきませんでしたねぇ。「イメージの相手」はこの世にいなくなっていて、自分の頭の中にしか存在してないって事を知るまで長い長い時間が必要でした。


最近webを回っていて感じるものがありましたので、ガラにもねぇ失恋の話などをしてみました。
人生は周期で反転します、追い風も、向かい風も交代で吹いてきます。
苦しい事ばかりではありません、頑張ってください。


Posted by 魚山人 2007年01月06日

この記事へのコメント
ああ、なんだか「甘酸っぱい過去」を私も思い出しました。
確かに「水」やな・・・(゚ー゚)(。_。)ウンウン
Posted by 大佐 at 2007年08月03日 20:55

最近「じじい化」を憂いてるみたいですが、早いでしょうまだ(笑
まだ30代前半、今の時代「青年」の域ですわ。
まだまだ「華は咲く」・・・・・・・・かも(笑
Posted by 魚山人 at 2007年08月03日 21:43

魚山人さん、お久し振りです。
命の次に大事っていうか、命より「犬」が大事なのは、おかしいのかしら???
恋が水・・・確かに恋は水のように、人間には不可欠な気持ちですね。ま、私が言っても説得力がないけど。
お手頃で身近な相手と、ほどほどの恋をする気にはならなくて、
いっそ、年甲斐もないほど青い・純愛をしてみたいとは思うのですが。昔の女学生みたいな、プラトニックでストイックな恋をした方が楽しいような気がするこの頃。
Posted by 蝶々 at 2007年08月03日 22:09

こんばんは蝶々さん。
犬は良いですね。
人間が裏切らない限りは絶対に忠誠心をなくさないからです。
恋はいつでもプラトニックでストイックですよ、時代が変わろうとそれは確実です。昨今の「軽いノリ」はマスコミが作り出した幻想でしかありません。
今のティーンエイジでも50年前の子供達も、恋をした時の「ときめき」に変わりはないと思いますね。
変わったのは「忍耐」に対する考え方だけでしょうね。
程度の問題で、良し悪しは言えませんけどね、おいらは現在の方が良いと考えます。愛も無いのに「忍耐」で何十年も寄り添い、あげくに熟年離婚ってのはどうもね。
しかし今は逆に「結婚しないでいる我慢」ってのすら無い風潮ですから、それもいただけません。簡単に結婚し、簡単に別れちゃう。これも少し違う気がします。

皆さん、「自然な恋がいい」とおっしゃいますが、おいらには「自然」の基準が分かりません。どこからどこまでが自然なのか。

深くて難しいもの、それが恋です。
Posted by 魚山人 at 2007年08月03日 23:03

こんにちは!親近感の持てる文章で助かりました~コメント見てみるとまだお若い方なのかな?文章が落ち着いて色々こだわりを持たれて、年配の方だと思い込んでました(大汗)「女将さん」て呼ばれた事が無いに等しい(汗)「奥さん」「お姉さん」ひどい時は「ママ」等とお客様に呼ばれてます(涙)確かに自然体はいいですね!結婚してやっと15年、何か分らん夫婦です(笑)旦那は「子供が4人居て大変やな~」等言ってくれるお気楽者(私は3人しか産んで無い!)嫌な長男嫁ですよ(大笑)店は旦那がデザインしましたが、結婚してから小さい中古物件が買える程の借金を抱えててかなり揉めました(見合い結婚なのに)我が夫婦はお互い放任!私は無くなってから初めて分る人なので、どうなる事やら~変な文章ですみません!
Posted by 大徳寺の裏のごはん屋さん at 2007年08月04日 15:44

こんばんは、女将さん。
もう立派な(?)ジジイですよ、おいら(^^)
若いつもりでいますけどね。恐らくは勘違いでしょう。

女将さんの様に明るくポジティブな人生が一番です。
何にも代えがたい事だと思いますよ。
Posted by 魚山人 at 2007年08月04日 22:39









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