「自由な仕事がいい」  

「自由な仕事がいい」

ブログをやってる意味ってのは、人によって色々でしょうけども、結局のところ「自分がやってて楽しいか」になるんでしょうな。
楽しくなくなりゃいつでもやめる。
このくらいの気持ちでいたほうが良い様な気がします。

義務に縛られない自由ってのは、逆にモチベーションの低下を招いたりしてしまうものでして、意志を保つにはそれなりの消耗を強いられますね。際限のない自由なんて、この世に存在しないってわけでしょう。

毎日沢山の魚をおろし続け、それが何十年。
正直、たまにうんざりして来ます。
丹精こめて料理こしらえてみても、そいつは暫らくしたらぐちゃぐちゃになって洗い場に戻って来る。跡形もなく消えちまってる。

「おいらがやってる仕事は何なんだろう」
そう考えちまう日もあります。
世の中が大きな機械だとしたら、その中の小さな歯車。
おいら達の仕事ってのは部品の一部でしかないわけです。

けどね、
そいつを否定してみたところで、どうなるんです?
生まれて育ったこの場所から出て行く場所は何処にもねぇ。
あるとしたら黄泉の国だけ。

今は若い板前があまり育ちません。
きつい修行が馬鹿らしくなるんでしょうな。
すぐにやめちまいます。
どんな技術でも、一番大事なのは継続だってのがどうしても理解できないみたいですね。そいつがなきゃ本当の仕事は身に付きません。

辞める理由の第一が「もっと自由が欲しい」です。
自由って意味をはき違えてますね。
自由をコントロールするにゃ「強い意志」が要るんです。
少しの辛抱も出来ねえ「弱い意志」じゃ、自由なんてつかめるわけがありませんよ。

やるも自由、やめるも自由、
その自由を自分のものに出来るかどうかは、強靭なシンが一本通ってなきゃ駄目って事じゃないかな。
自由の本当の意味を子供達に教育して欲しいですね。


Posted by 魚山人 at 2007年

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