萵苣の驚異  

萵苣の驚異

レタスの事です。
萵苣(ちしゃ)がレタスの正式な和名だってことは、だんだん忘れられて来てますけども。語源のラテン語で牛乳、それが日本で乳草になり、ちちくさが訛ってチシャになったとか。


栄養の知識が無かった数千年前に、なんで牛乳なんて呼んでたのか不思議ですわ、と言うのもレタスは驚きの栄養価値があるからです。まさにミルクなみ。


ちょっと足りないのは、ビタミンのB12、F、D、それにナトリウム。
あとは完璧です。
つまり、貝類、レバー、卵、牛乳、をすべて合体させたみたいな驚異的な完全食品(に限りなく近い)って訳ですね。


ただ野菜ですから水分でかさばります、沢山食べるのは難儀なこってすね。一個食べれるかどうか。


炭水化物も少ないし、上にあげた数種の栄養をドレッシングなんかで補って食べますと、もし10キロ20キロと食えるとしたら、なんと他に何も食わなくても、それだけで健康に生きていけるってことになります。理想的な比率で必要な栄養を全て含有してるわけですから。


しかし生ではかさばってあまり食えません。
そこで出来るだけ大量に食べれるように、酵素を壊す70度以上の温度、かつビタミンを壊さない沸点以下の温度で、加熱して食べるのが良いと思います。
しゃきしゃき感を失くさないように、さっと湯通しするのがベストでしょう。理想は無水鍋ですが。


ナトリウムは醤油から、ビタミンFは植物油から、B12とDはオイスター・ソース(カキ油)から摂れますので、これらでドレッシングを作って食べれば、それは赤ちゃんが母乳を飲む事と変わりなくなります。
文字通り、「乳」ですな。


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Posted by 魚山人 2006年12月22日

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