現代人にとっての本物の味へのコメント

まさに、コレは私が今現在悩んでいることです。
”だし”について悩んでます。
一念発起して、化学だしをやめ
天然だしを使うために、利便性を考えて
粉だしを作ってみようと考えたわけです。
やってみると、けっこうな量の粉だしを使っても
化学だしに比べると正直物足りない味になってしまいます。
化学だしには塩分も糖分も含まれているわけで
それらが相俟って絶妙な味が作り出されているのがよくわかりました。
迷いつつ、化学だしと天然だしと双方を上手に使い分けるのが
一番無難な方法なのかもしれないと思い始めたところです。
市販のカレー・ルーも、ヘタに隠し味など入れない方が
おいしいと感じるほどに考えて作られているそうですね。
本当に、科学に舌が負けてます。
Posted by nbm at 2007年04月07日 12:08

そうですね。
出汁の話は、ほんの一例でして、今やあらゆる食品がそうだと言えるでしょう。
グルメの物語やTV番組などを見ていますと、高級な本物の天然物に感激してショックを受けるなんてシーンが非常に多いんですが、長年料理現場で働いてきた立場から感想を言いますと、少し白ける面もありますね。
現実には、「期待外れ」ってのが多いと思うんです。

例えば「シマアジ」という魚がいます。こいつの天然と養殖を食べ比べてもらったら、間違いなく養殖のほうが美味いという反応になります。
いつかはマグロもそうなっていくでしょう。

我々現代人の舌は、「本物が美味い」と感じる様にはできていないって事です。

考え方を変えれば、
食品会社の研究開発陣の面々は、「当然の事です。それが科学の進化というものであり、我々の努力のたまものなんです。それが現代なんです。」
そんな本音をもっているはずだし。それは一面真実でもあるでしょう。

つまり「受け入れるしかない」という訳です。

しかしおいらは個人的には、地球が何億年もかけて紡ぎ出した自然を、人間が科学で再現するのは不可能だと考えてますし。
科学万能の世に強い疑問を持ってますので、そんなもの受け入れる気はありませんが。

Posted by 魚山人 at 2007年04月08日 19:45

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