イチゴ

イチゴはフルーツの女王ともいうべき位置にいますが、分類上はメロンやスイカと同じく「野菜」になります。しかし現実的にはどう考えてもフルーツでしかありませんし、「フルーツの女王」という扱いにまったく違和感はありません。分類など消費者の我々には関係のない事です。

需要が高い農産物であるため、今では周年栽培で一年中店頭に並びますけども、初期の頃は5、6月に食べる季節の果物でした。現在は品種によって秋とか食べ頃に差があり、結局年中有りますが、一応「春のもの」という認識は残っており、主要品種の旬は2~5月あたりでしょうね。

原産地はアメリカで、18世紀頃にオランダで北米と南米の野生種を掛け合わせたものが今のイチゴのルーツになります。オランダから欧米に広まり、日本で紹介されたのは幕末。本格導入は明治の初期になります。

日本イチゴの祖になったのは、フランスから導入した「ゼネラル・ジャンジー」というイチゴを改良した【福羽(ふくば)】という品種です。これは1960年代まで栽培されていました。

次に主要品種になったのは、1950年頃アメリカから導入された【ダナー】という種です。ダナーと八雲という種を掛け合わせたのが【宝交早生】で、これが80年代まで主流でした。

ダナーから誕生した品種は多く、中でも67年に成立した【はるのか】は、その後【とよのか】【女峰】という現代の人気種に継続する久留米生まれの優良品種です。

ダナーと灑紅を親に生まれた女峰は栃木で育成されたもので、その後関東地方で【とちおとめ】と人気を二分することになります。

西日本の「とよのか」、東日本の「とちおとめ」。毎年の様に新品種が出てきますが、ここ数十年はこの二種を元にしたものが多くなっています。


とちおとめ

「とよのか×てるのか」「さちのか」を交配

あまおう

「大錦」×「とよのか」

さがほのか


徳島県佐那河内村産 ももいちご


さくらももいちご




【楽天市場】 限定タイムセール 日替わりでお得な超目玉アイテム!


Menu