抗生物質と相性の悪い食べ物  

抗生物質と相性の悪いもの

抗生物質と栄養素
皮膚などの感染症に効果のある塩酸テトラサイクリンという成分を含む抗生物質は、高タンパクの食品(卵、肉、魚、乳製品など)と一緒にとると、吸収を阻害されて効果が薄れます。脂肪、糖分も同じく吸収を悪くしますので、服用は食事タイムとずらす必要があります。

塩酸テトラサイクリンは、ビタミンAを多く含む食品と食べ合わせると、脳などに悪い影響を与える可能性があり、非常に危険です。

塩酸テトラサイクリンと、カルシウムマグネシウムの相性もよくありません。互いに結合してキレートができ、薬の成分が吸収されにくくなるからです。

硫酸フラジオマイシンという成分を含む抗生物質と、脂溶性ビタミンのA、D、Eは、相性が悪く、それぞれのビタミンが体内に吸収されるのを阻害します。

塩酸ドキシサイクリンという成分は、鉄のイオンと結びついてキレートができ、やはり成分の吸収が妨げられてしまいますので、鉄分の多いものとの食べ合わせに注意しましょう。


抗生物質と牛乳

気管支炎、肺炎、膀胱炎などの治療に使われる抗生物質には、カルシウムと結合してしまう成分が含まれています。
アモキシシリン、塩酸テトラサイクリン、塩酸ミノサイクリン、クラブラン酸カリウム、セファレキシンなどの抗生物質がそうです。 こうした抗生物質を服用する前後2~3時間は、牛乳を飲まないようにしましょう。

抗生物質と甘い食べ物

ブドウ球菌やクラミジアなどの感染症に効果があるテトラサイクリン系の抗生物質には、塩酸ドキシサイクリンという成分が含まれています。
この成分は、糖分と相性が悪く、甘い食べ物と同時にとると吸収を阻害されて効き目が弱まる可能性があります。
ケーキなどお菓子だけでなく、ご飯やパンも同様ですので、食事から時間をおいて服用します。

ペニシリンと揚げ物料理

風邪で医者にかかると、抗生物質を処方されることがあり、これはなかなか効果があります。
こうした抗生物質の代表はペニシリン系ですが、アンピシリンという成分が含まれていることが多いです。

アンピシリンは、脂肪の多いものと同時にとると、その効果が著しく低下します。バターなどの油脂製品や、揚げ物などですね。天ぷらなども油が多いので避けたい料理。
油物にかぎらず、アンピシリンを服用する場合は、食事から時間をとるようした方がよさそうです。

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