クマリン(coumarin)


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クマリンとは

クマリンは桜葉の香り成分で、桜餅でお馴染みです。
食べると少し苦味のある特徴的な香りは、離れていた方がむしろ芳しいという和食テイスト。

桜の生葉では糖と結びついたクマリン酸という姿ですので、生葉はこの芳香がありません。乾燥や塩蔵などで細胞が死ぬと、クマリン酸が遊離して香りを出すようになります。

抗菌作用は昔から知られていますが、近年は抗酸化作用もあることが分かっています。
またクマリンの誘導体である、クメスタン(Coumestan)には、エストロゲン(女性ホルモン)の作用があり(植物エストロゲン)、その薬理応用が研究されています。




手前板前.魚山人:The person who wrote this page筆者:文責=手前板前.魚山人