死なないが、治らない  

死なないが、治らない

「平均寿命が延びて、体格も良くなり、長く健康でいられる現代文明は素晴らしい」

この「大嘘」を、たった一言で切って捨てる名言。

死なない、治らない。これが現代医学の特徴

どこかの偉いお医者さんの言葉です。

 

第二章

医学の進歩は「延命治療」に著しく偏っており(特に米国と日本の医学)、その結果として「なかなか死ねない」という患者を激増させている。一方で「再生」「根治」に関する研究は真剣になされず、ドイツやヨーロッパ勢に対して非常に遅れたレベルになっている。

・「寿命が長くなっている」の嘘

長生きしている超高齢者は「1960年よりもずっと前に生まれた人達」
それ以降に生まれた人々の長寿を保証するものではない。
1960年を境に、日本人の食性は完全に変化している。
「それ以降の日本人」の寿命も長いのかどうかは、あと30~40年しないと分からない。

延命治療が効果を発揮して人々を「死なない様に」はしている。
しかしその100%近くは「根本的な病の因子」を残したままの治療である。

病院通いを続けるか、
化学合成薬品で「いったん停止」を繰り返すか。
(化学合成の薬には病の根源を絶つ思想が無く、服用を続ければ必ず副作用が出る)

そうやって再発に怯えながらの「長生き」にすぎない。

これを「長生き」と呼べるのか?
半病人のまま「医師によって無理やり《生かされている》と言ったほうが正しい」

(※当然ながら医療費も指数関数的に増大を続ける
これはいずれ国家財政を破綻させる要因でもあるが、別の話なので割愛)

・「体格が良くなった」 が、「質」が劣悪になっている

誰の目にも明らかであり説明は不要なほど日本人の体型は変化した。
おそらくは腸の長さも欧米人のように短くなっているのかも知れない。
これに対し「欧米食推進派」は「良いことである」と手放しで賞賛する。

その底に「明治の文明開化」と同じレベルの「欧米への憧憬」があると気づかない。
なんでもかんでも「アジア(日本も)の文化は悪くて欧米は優れている」という馬鹿げた欧米礼賛であり、日本文化の否定である。

したがって、「日本人の体格を欧米人なみにしてやったのは我々の功績である」と公言して恥じること無いどこやらの「ハンバーガー・チェーンの初代社長」もいるくらいであり、他の日本人の多くも同じような感覚であろう。

儲け(利益)しか頭になく、安く粗悪な揚げアブラを使い、トランス脂肪酸を子供たちに食わせておきながら、よくもまぁ、ヌケヌケとそんなセリフが言えたものですな。

毒物の百貨店と言われるタバコを、10年間毎日吸い続けても死なない人間が、山のように存在している。(あるいは50年以上。これが喫煙の最大の謎でもある)

しかし、この店の展開するファストを毎日食べ続ければ、3年以上生き続けることはまず絶対に不可能であろう。確実に血流が遮られて死ぬことになる。
参照:『Super Size Me


簡単に表現すると「量は増大したが質が低下した」
これが「体格が良くなった」の本質です。

豆類や穀物、魚や海藻、野菜・山菜などが中心だった日本食文化が、パン、肉、乳製品、加工食品、揚げ物へと変わってしまった事とピッタリ符合するのですよ。「質より量」はそういう意味です。
「カロリーは少ないが、身体機能に欠かせない栄養素は豊富な食」から「カロリーだけで栄養はゼロに近い食」に変化したというわけです。

ハッキリと言いますと、
50年前の日本人に比べ今の日本人は「知能が低下している」

栄養が低下して、その低下した栄養が「肉にばかり行く」からです。つまり神経細胞に回るはずの栄養が不足し、「人間の質」を落としているのです。この事はすでに20年以上も前に栄養学の研究者達が解明している事実です。

昔は話題にすらならなかった花粉症を始めとするアレルギーが激増し、免疫が正常に働いていない事も、食性の変化によるものと断言してもよい。

赤ちゃんでさえも血管の内部は「メタボなみ」であり、すでに「顔の赤い赤ちゃん」は少なくなっている。血流不全であるなによりの証拠でしょう。

にも関わらず、何十年経過しても食と健康の基礎知識は広まらず、今でも子供を妊娠した若い女性が平気で菓子パンだのケーキだのをガバガバ喰らい、豆も魚も食べようとしないし、野菜の量を増やそうとしない。ましてや絶対に必要なビタミンC、ビタミンE、ビタミンB群、ベータカロチンをせめてサプリで増やそうとも考えないまま子を産み、当然の様に母乳で育てず、必須栄養素の欠けている粉ミルクを使うのみ。

必須脂肪酸(主に魚介由来)やビタミンやミネラル、そして精製度の低い穀物や野菜からしか摂取できない食物繊維。こうした「栄養」が慢性的に不足しており、加えてそれらを阻害する飽和脂肪酸や動物性蛋白質や甘味料などの「カロリーしかない」食品ばかりを食べ続けているのが現代人。

ビョーキにならぬ方がおかしいってもんですよ。

脳の栄養源はブドウ糖ですが、ソレを誰が脳に運んでいるのか。
その運搬システムはどういう仕組なのか。

必須脂肪酸の不足や、「アンチオキシダント」が決定的に不足していれば、ブドウ糖など何の意味もないんですよ。

「日本人の体格は良くなって、欧米人にも負けてない」
そんな世迷言は近い将来吹き飛ばされる運命ですな。

でかくなったとて、「張り子の虎」であり中身なんぞ入っていない。

「日本的ナアナアの運営」は国際競争が加熱して行けば通用しなくなる。
もはや「本物のスキル」を持っていない者は東大卒でも通用しない。

全ては「体が基本」
しかし、問われるのは体のサイズではなく「中身」なのです。

その中身を作っているのは肉やケーキやファストではない。
魚や野菜であり、日本人を正常に戻す食品群なのです。


スカスカですぐに折れる骨に支えられている骨格
張り巡らさている「血の道」はいつも首都高なみの渋滞
肝臓をヤケクソにさせるほどの食生活で無用な脂肪が堆積
抵抗力を失った免疫系に狂った神経系

これらを医者が「継ぎ接ぎ的応急処置」でなんとか維持。

ここには「本当の事」が何だったのか見失った現代社会の縮図がみえます。
とうの昔に本質から外れてしまい、何が基本だったのかもう分からない。

足が冷え、便の色が悪く水に浮かない、それに便秘がち。肩も凝る。
頭痛持ちだし、花粉症に悩む。肌が荒れる、湿疹が出来る。
血圧が高い。貧血気味。体脂肪が増え、LDLコレステロールが増えている。
皮下脂肪が気になるし、心臓が痛いし、手足がしびれるようになった。

そんな自覚症状が出れば医者に行くのみ。
だが食生活を変える気はまるでない。

ましてや菓子パンを全粒粉パンに変え、スイーツを豆乳に変えれば薬品よりも症状に効果が出るという知識すらななく、そういうことに興味が無い。

したがって「花粉」というサプリがアレルギーに劇的な改善をもたらすという事も知らずにいるし、「やせるための薬」には興味があっても必須栄養素を維持するためのサプリの知識を持っていない。


せめて今から子供を持つ予定の女性にお願いしたいものです。
大豆やイワシにどういう栄養があるのか
野菜を摂らねばいけない理由は何か
加工食品を食べ続けると体内はどう変化するか(特に血液)
それが我が子にどんな形で伝わるのか
そのくらいは知っていてもらいたい。

今のような食生活を続けていれば遠からず国は滅ぶ。
「オーバーだ」と思う人はすでに基本が何かを忘れているか知らない。
国家は国民の存在で成り立ち、国民は人間の集団。
その集団を作っているのは人間一人ひとり。
その人間を作っているのは何か?
それは「食事」に他ならないのです。


<<第一章


※追記
話の流れから妊婦の食に言及してりますので、このブログでは珍しいことになりますが少々具体的な事柄を書いておきます。

・ダブルのハンバーガーセット
・カツ丼、天丼、牛丼、中華丼
・チャーハン
・揚げヤキソバ
・唐揚げのセット
・ミックスフライのセット
・とんこつラーメン
・オムライス
・カレーライス
・ビーフステーキのセット
・ミックスピザ
・グラタン、ドリア
・スパゲティカルボナーラ
・デニッシュペストリーの類
・ケーキ・クッキーなど

上にあげたのは、どれもこれも今時の女性が好きそうなメニューです。まぁ、外食か中食か、家で作るかに関わらず、非常に親しみがあるでしょう。

ですがね、これらの料理は「非日常の食べ物」にしなきゃいけません。
食べるなとは言いませんが、「気分転換」とか特別な理由があるときだけにしておき、食べた後はたっぷりの野菜か和食の小鉢料理(酢の物など)やサプリで「栄養を補食」しておくのを忘れないようにして下さい。

なぜなら、これらの料理は1000kcalに近いモンばかりであり(ダブルバーガーやカツ丼は1000kcalを超える)、そのくせ重要な栄養素はゼロに近い「高脂肪低栄養食」だからです。

なので欠けているミネラル・ビタミン、必須アミノ酸の補給が必要。
補うには「正しい食品」を「正しい調理法」で食べればいいだけです。

無理ならサプリで補助するようにしましょう。

女性の1食あたりの理想kcalは、多くても600程度。
(家でゴロゴロして体を動かさない人はこれでも過剰)

しかし、上にあげたメニューの真の問題はカロリーよりも【あぶら】です。

脂肪の話は少々複雑で難しい。
なので単純に表現しましょう。

アブラは人間に必要な栄養素の一つです。
つまり健康を維持するために欠かせない物。

でもアブラには種類がありましてね、
乱暴に分けると「良いアブラ」と「悪いアブラ」の2種類。
血液を詰まらせ、活性酸素とナニして酸化するのが悪いアブラ。
血液の流れを良くして、各種の体内機能を助けるのが良いアブラ。

オメガ3であるEPA(エイコサペンタエン酸)やαリノレン酸が良いアブラの代表とされ、オメガ6のリノール酸やアラキドン酸とバランスをとりつつ「必須の脂肪酸」として摂取されます。これらは主に植物系の油で、動物系にはあまり含まれません(魚は別)
しかしね、「動物性脂肪は悪く、植物性は良い」とばかりは言い切れないのですよ。マーガリンは植物系ですが、加熱でシスからトランス型に変化して人体に良くない影響を与える。揚げ油によく使われるリノール酸も加熱で過酸化脂質になりやすい。

ドレッシングに最高に良いαリノレン酸たっぷりのシソ・えごま油(海外では亜麻仁油)とか、加熱しても酸化しにくいオリーブ油とか、いまや誰でも知っている青背魚のEPA・DHAなどのオメガ3は確かに良い。

・融点が高い順(おおよそ)
ヘット・ラード
バター
ココナッツ油
パーム油
キャノラー油
紅花油
オリーブ油
ヒマワリ油
大豆油
綿実油
シソ油
EPA
※下に行くほど「良いアブラ」(もちろん単純には言えないが)

では、良いアブラならいくら摂っても体にいいのか。
それは一概に言えないのですよ。

考えてみますと、我々が食料とする穀物や野菜や肉にはすべてアブラが含まれておりますので、必須脂肪酸は充分に足りています。だからこそ分離精製された油が世に出回る以前の人々は、今の様なアブラ過剰でなくても生きておれたのですな。

段々と説明調になっていくばかりなので、単純に戻しましょう。

(1)動物性のアブラは極力摂取しない
(2)植物性のアブラも摂取量を減らす
これが一番良いと思います。

この正反対であり、最も悪いのは、
「動物性たんぱく質・脂肪を高温のアブラで揚げた料理」となります。
これに「乳脂肪分」を加えたら完璧な「メタボ料理」と言えます。
さらに「砂糖」で濃い味にしてあれば最悪。
「腹だけ出っ張り、栄養失調の現代人」の出来上がり。

この観点から、先頭に並べた料理がどうなのかってことですな。

妊婦さんは腹が減ります。
それは二人分の「栄養」が必要だからですね。
なので栄養のある食べ物を摂る必要があります。
「栄養のある食物」であって、
「カロリーだけで栄養はゼロに近い」ものではない。

そのようなものばかり食べていますと、
「腹は膨れるが、いくら食べても満足感を得られない」となります。

主食は殻の残ったコメや小麦
(米なら玄米に近いもの、パンなら全粒粉)

全粒粉
※ショートニング・マーガリンを使わぬ手製のホールウィート ブレッドが望ましい

主菜に魚介や根菜類、卵・牛乳
添えるものは、
大豆製品、海藻、緑黄色野菜、果物

このような食事を続けますとね、上のようなメニューに食欲を感じなくなります。
なぜ「非日常の食べ物」と言うのか、その意味が実感として分かりましょう。

だまされたと思って実践なされることをおすすめします。
ほんの少し「欲望」を抑えこむ価値はあると思いますよ。
「新しい命」のため、そして最後まで「人としての何か」を守る為なのですから。


2012年08月06日

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