1日1食 無駄を削ぎ落とす  

1日1食 無駄を削ぎ落とす

TBSテレビの『SASUKE』を観ました。
昔からこの番組が好きでしてね。

観たいと思う数少ないテレビ番組の一つです。
子供の頃から応援していた「サスケくん」がやり遂げてくれたんで、もうなんというか嬉しくてねぇ。祝杯をあげました。

あの番組の魅力は、
「実力以外は何も入り込む余地がない」
これですな。



金、名声、権力、そういう類の「妙な力」にまったく影響されない。
たゆまぬ肉体の鍛錬、天性と努力による身体総合バランス。それが至らぬ者は、誰であろうが先に進めない。それだけ。

誰の目も誤魔化しようがないその単純さが良いですね。
実に単純明快。

先のステージに進む挑戦者達には共通した特徴があり、その点も魅力です。共通の特徴とはね、並外れた身体能力は当たり前として、「心の強さ」です。

しかし、心の強さだけでもまだ足りない。
いかに強かろうが、何らかの「虚飾」が身につけば、それは「迷い」となって、針の穴のような集中点を突破できぬ結果となる。

針の穴を突破させうるモノ。
それは【心の素直さ】です。

素直な者が一番強い

その時点で最も心の素直な人が、最終ステージをクリアできるんだと思います。その意味で「サスケくん」がクリアしたのは必然だったんでしょう。「継続と素直」が具現化したような好青年ですからね。本当に良かった。

ありもしない「ナチュラル」を謳い文句にしてゴリ押し。そんな「不自然さ」は虚構でしかなく、虚構であるのを承知で強行し続ければ渠口に入り込み、世の中はドブの暗渠のような腐臭を放つ。

実力とは無関係の虚勢をはる愚者が増加し、中身のない風船のように愚かな見栄と虚栄が膨らんでいく。

そして自分の実力を完全に見誤って深い穴に叩き落とされる。
「愚者の行進」が行き着く先は、いつの時代でも同じだというのに。

そういう「いつか見た世界を再び」のような「この国の現在」を思いますと、彼の活躍は清涼の一言でした。

虚飾をそぎ落とす拒食

虚飾と入力しましたら、【拒食】という文字に変換され、「おやおや」と思いつつ、自分の【居食】について少し書くとします。


おいらが「一日三食」をしなくなってもう15年くらいになります。

というか、板前という仕事柄ですから仕事中に食べ物を口に入れますので、それを勘案すれば15年ではなくもっと昔から3食というのはしていなかったと思います。

基本的に食事は日に1食だけです。
1年に1回くらいのペースで断食も行っています。

朝食は食いませんね。
昼間は「板前仕事」なので飯などいりません。
味見やら何やらで相当なカロリーを摂取してますからね。

この「仕事で食ってしまう」過剰分がありますので、定期的に断食をするんです。

夜はマチマチで決まっていません。
家人のために夕食を作る事もありますが、自分は食べないことが多いし、外でアレコレ食べる機会も多いし、日によってバラバラ。

食べるのが嫌いなわけでありませんよ。
むしろ大好きです。

冷蔵庫の中はストックの料理やスイーツなどで一杯ですし。
毎日ではありませんが酒も飲みます。

食べるのは好きだが、食べる分が体の脂肪になっていくのが嫌いなのです。

20代前半くらいまでなら代謝が激しいのでいくら食べても脂肪になって蓄積されることはなかった。しかし、20代の後半以降はそうはいきません。

中年にもなって2500kcalも食べるなら、アスリート並みの運動を続けるしかないわけで、それができなきゃブヨブヨになるしかない。単純なことです。

残念だがトレーニングジムに通っているヒマはありません。そんな自分の日常・運動量を顧みれば、総合カロリーを落とすか、食の回数を削るしかない。

摂食日記



食を断つ不食には何の違和感も恐怖感もありません。

もう慣れているというか、体験として体が知っていますので、水だけで3ヶ月は簡単にいけると思います。

ただ、それをやる理由と、3ヶ月から先のビジョンがないこともあり、やりはしませんけどね。

1ヶ月なら何でもありません。

しかし、「血中糖度と体のバランス」等の知識が無い人、固定観念が抜けない人は失敗しますのでやらない方がいいです。

そういう人は途中で恐怖感を覚えて恐慌に陥る可能性が高く、そうなると危険だからです。

まぁ、少し極端に聞こえてしまうでしょうけどね、「何回か食事しないくらいで空腹に耐えられなくなり、恐怖を感じる」という常識みたいなもんは、完全な間違いだと言いたいだけです。

もしあなたが今すぐに水だけ断食しても、3週間は何も起きません。

何も起きないどころか、それだけ経過しても「手でつかめる程の下腹部の脂肪」は落ちきっていないでしょう。そんな簡単に消えないんですよ。まだ余力があるってことです。

ため過ぎなんでんですよ。たんに。


※※オススメしているわけではありませんので、誤解のなきように
性格や個性が個々人で大きく異なるように、体質も人によってかなり違いがあります。消化機能でも「大食いチャンピオン」から「長く絶食しても平気な人」まで、その違いは相当なものです。
肝要なのは、自分に向いているかどうか。自分に合わない事を無理にやれば、「壊れる」という結果を招くだけです。
上に書いたのはあくまでも「筆者自身はこうです」というにすぎません。




さて、いつの間にか夏になり庭にはニガウリが実っておりました。
ひさびさに自分用のおかずでも作ってみましょうかね。

ニガウリと言えば、ゴーヤチャンプルーしかないでしょう。

味付けは酒だしと醤油、それに豆腐に絡めた紅麹だけ。


久しぶりにアップで(笑)




偽りが蔓延し、【自然・ナチュラル】という言葉が大安売りのように飛び交いつつ、実際は誰もが自然さを失くし、素直さを失っていく社会の歪さ。

そのど真ん中で生きるしかないのであれば、せめて「いらないもの」を日常から払い落としていきたい。

そんなことを思う日々です。


2015年07月02日



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