食品添加物を避けるには  

食品添加物を避けるには

食品添加物が無くなる事は、現状ではまず有り得ません。
厚労省が使用を許可してる食品添加物はおよそ800種。その中にはかなり「不透明」な品目もありますが、これらは全て安全だと国家が認めているのです。

これら以外の食品添加物を使うと法で厳しく罰せられる他、使用した企業は社会的制裁も受けます。中国ではありませんので、そこらへんは厳しい。何しろ日本は30~40年前に公害で散々な目にあってます。いちおう公害対策先進国ですからね(これでも)

 

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問題なのは「不透明」な部分。
ここが一般の消費者には見えにくい。
意図的に分かり難くしているとも言えましょう。

ポストハーベストなど明らかに有害だと分かっていても、政治、経済的な圧力で使用を許している、「元農薬」とか、「衛生が先」的発想から日常的に使用される殺菌・保存目的の食品添加物です。

しかしながらこれらの食品添加物は、いくらその危険性を指摘されようとも消え去ることは無いと思います。

「食物連鎖最上位に位置する消費者」が無添加を求めても、食品製造・食品販売の事業者はそれに応じられないからです。

それはあながち利潤を追求する企業側の事情とばかりは言えません。
「それなくしてはいられない」という「消費者の需要」が頑として存在しているからなんですよ。

色鮮やかで見た目が良く、しかも日持ちする。
こうした食品を求める傾向はもはや現代人の「本能」なのです。

この傾向が後戻りすることはないでしょう。
電気の無い時代に戻れない。それと似ております。


最近アメリカ・ルイジアナ州沖のメキシコ湾で、BPの石油掘削基地が爆発炎上し作業員十数名が死亡、原油が大量に流れ出す惨事が起きました。

海へ原油が流出すれば環境にいかなるダメージを与えるか、世界中の人間が知っております。生半可な環境破壊ではありません。

BPという会社は超巨大企業です(いわゆる石油メジャー)
この会社は2005年にテキサス州で、翌2006年にはアラスカ州で、いずれも危険で大きな事故を起しています。

米当局も馬鹿ではありませんから、徹底的に調査し、これに対する検証を行いました。その調査はEPA(米環境保護局)が主導します。

調査によって次々にBPの「いい加減さ」が露呈。
捜査側はBPに厳しい罰を与える事が可能だと判断します。

これに対しBP側は次々に「ワシントンの大物」を自らの側に引きこむ手段を取ります。就任前のCIA長官やら、なんとEPA長官だった人物まで「雇い」ました。

これは極端な話、暴力団が元警察庁長官を顧問に雇うみたいなモンでしょう。ありえないが、それがアメリカという国です。(日本も含めたあらゆる国でも本質的には同じですが)

しかもBPはペンタゴン(米国防総省)に強力なコネもある。米軍が作戦に使う燃料を厖大に納入してるのですよ。アメリカは何より「国防機密」が優先する国家。世界最強の軍隊を持ってますから当然です。

結果としてEPA&検察は「圧力」に屈して捜査を打ち切る。
BPに科された罰は「罰金のみ」です。

そして今年2010年には今回のメキシコ湾での事故。
この事件をどう考えるかでしょうな。

石油はひとたび事故が起きれば、動植物や環境に壊滅的なダメージを与える。それは世界中の人間が知っています。

それでも石油製品を使用するのを世界中の人間は止めません。
ストップする事ができないのです。

身の回りに溢れかえり、それ無しでは生活できない。あと50年はそれが続く。

PBの件は「喉元すぎれば熱さを忘れる」という人間達の姿を浮き彫りにします。

ちょっやそっとのダメージくらいで人々は改善に向かわない。
「当分は足腰が立たない」くらい破滅的な被害でない限り、改めようとする流れにはならないんですよ。残念ですがね。


石油の件と食品添加物の件は構造がそっくりです。
ジョークではありませんが、食品添加物には多くの石油化学製品がある。

食品添加物の一部に問題がある事は分かった、その構造的な社会問題も理解できる。しかし、

ではどうすれば良いのか?

これに尽きましょう。

おそらく大部分の方々が、「そんなこと気にしてたら生きていけない。だいたい食べる物が何もなくなってしまう」、こういう反応である事は確実。

おいらはこの反応について否定も肯定もしません。
「当然だろうなぁ」と思います。

急に健全な食を目指し、無添加食品を漁り始めたとしてもね、我々今を生きてる大人にはもう手遅れではないか、と思う。

細胞は常に生まれ変わり、傷は癒える。しかしそれは表面上だけの事です。遺伝子構造に化学製品がどのような影響を与えているか検証するのは今のところ無理です。

体の深奥にいかなる変化が起きたか起きないか、それを知るのは不可能。おそらくは長年かけて「蓄積」しているでしょうな。瑕疵が。

人間が生み出した物質が無害であるなどとお思いならば、水俣病やカネミ油症事件などを詳しく調べてみる事です。食品添加物のグレーゾーンにあるものはアレを「薄くして使い続けている」ようなものなのですよ。

しかし我々にとっては手遅れでも、「子供達」には手遅れではありません。そこにこそ意味がありましょう。

大変に難しいことではあります。例えば大人はインスタントラーメンを食べるが子供には食べさせない。そういうことが出来ましょうか。

でも、それをやっていくしかない、それしかないと思います。
インスタントラーメンを食べさせてはいけない。
ただし無添加以外のものをですが。

無添加食品の意義はそこに集約されるのではないか。
大人は手遅れだと書きましたが、冷たい体を、血が流れやすい温かい体へと改善できる可能性は大いにあります。

でも主眼はあくまでも子供達を、「有害でありながら無害のふりをして」そこらじゅうに溢れかえっている食品から遠ざけることあります。

800種の添加物を記憶し、さらに気が遠くなるほどの数値になる複合的な組み合わせを記憶するのは無理です。おいらにも出来ません。
せめて食べさせてはいけない食品添加物だけは知っておきたい。

知っておきたい危険な添加物

その基準は、動物を使った実験にて発ガン性・催奇形性などを見せた自然界にはまったく存在しない合成化学添加物の類であると思います。そうしたものはどんなに微量であっても健常な遺伝子に突然変異を起させる可能性を拭い去る事ができません。

漂白剤

漂白剤のほとんどは毒性物質でありながら、非常に多岐にわたって頻繁に使われております。野菜・果物・加工食品に使用。

☆ピロ亜硫酸塩Na(ナトリウム)
漂白以外に保存の目的でも使い、ワインの保存料(酸化防止剤)「亜硫酸塩」はこれです。かんぴょうの漂白や加工食品などに使われています。ビタミンB1を欠乏させる事が分かっていて、ヒトの成長を阻害する可能性が濃厚です。

☆ピロ亜硫酸塩K(カリウム)
ピロ亜硫酸塩Naと同様です。

☆次亜硫酸Na(ナトリウム)
色の白い原料をさらに真っ白にする目的で使います。
白豆の加工などに。白系甘納豆にはこれを使ってない品を。
やはり亜硫酸塩としてワインにも。

☆亜塩素酸Na(ナトリウム)
猛毒です。であるにも関わらず、野菜・果物等に非常に幅広く使われております。しかもこの添加剤は表示する必要がないという問題児。野菜・果物を食べる前に徹底的に水洗いする必要性は、農薬ばかりではなく、この亜塩素酸Naの除去にあるのです。ちなみにおいらは僅かでもこれが使われている品はすぐに分かります。

☆二酸化硫黄
気体では亜硫酸ガスです。

☆過酸化水素
数の子を美しく仕上げます。30年以上前に発癌性が確認されていますが、いまだに使用されているようです。業界はこの物質を中和して製品にしてますが、残留ゼロかどうか証明されたわけじゃありません。

発色剤

肉・魚・卵製品、あるいは漬物等に幅広く使われます。というか使われてない食品を探す方が困難なくらいです。天然系はそれほど問題ではありませんがやはりこれも化合品は毒性が強いものばかり。

☆亜硝酸Na(ナトリウム)
食品の赤色は新鮮な証。黒く変色したものを食べたがる人はいません。ハム・ソーセージ類やら「タラコ・イクラ」の鮮やかな色。不自然なものはたいがいこれを添加しています。
もちろん微量しか使用しませんが、それは当たり前。毒性については「殺人者のアイテム」といってよい猛毒だからです。

☆硫酸第一鉄
主に野菜・果物の加工品に使われますが、毒性は強い。

☆硝酸Na(ナトリウム)
☆硝酸K(カリウム)
ともに自然界にも存在しますが毒性が強い。

着色料

最近はあまり問題のない天然系着色料が多くなりましたが、どぎつい原色などを出すための合成品がいまだに使われています。

☆タール色素
「赤2」「赤3」「赤40」「赤102」「赤105」「赤106」「黄4」「黄5」「青1」「青2」「緑3」全部で12.これらは元々コールタールが原料で、今は石油製品から作られます。分解されにくく体内に長く残留する可能性がある。濃厚な疑惑があるが、いまだに食品加工・調理にて重宝されております。

☆ターメリック(ウコン色素)
カレーに使われる「ウコン」ではありません、「ウコン色素」です。
ウコンの方は問題ありません。

防カビ剤

☆イマザリル
アメリカで使われる農薬です。かんきつ類輸入の際、腐らせないために大量に使われます。もともと日本では禁止でしたが、厚生省(当時)が食品添加物として許可しました。果肉にも浸透することが分かっており、皮を洗っても無駄です。

☆OPP
上と同じ経過ですが、発ガン性はなおの事濃厚です。
これも農薬として使われていたもの。

☆OPP‐Na(ナトリウム)
上と同じです。

☆DP(ジフェニル)
上と同様です。

☆TBZ(チアベンダゾール)
これは今現在でも農薬として使われているシロモノ。
経緯は上とまったく同じです。厚生労働省になぜ農薬を食品添加物としているのか訊ねてみるとよいでしょう。

ともかく防カビ剤まみれのオレンジ・レモン・グレープフルーツ類を子供に与えてはいけません。

殺菌剤

☆次亜塩素酸Na(ナトリウム)
お馴染の「ハイター」や「カビキラー」の主成分。
これは殺菌の為非常に多くの店で使われています。
いくら殺菌効果が強かろうと、あまりにも安易に使われすぎです。
毒物なのですよ。人は手抜きをするもの、どんなに洗い流しても食品に残留が無いとは言い切れんでしょう。アルコール製品などに切り替えればよいだけの話ですよ。

保存料

☆ソルビン酸
この文字を見ない加工食品を探すのが難しいくらいです。
動物実験では「限りなく灰色」の化学合成品です。

☆ソルビン酸K(カリウム)
上と同じようなものですが、ソルビン酸Kはさらに発ガン性が濃厚です。

※極めて似ていますが甘味料の「ソルビット」とは関係ありません。ソルビット(ソルビトール)はそれほど問題ありませんので、お間違いなきように。

☆安息香酸
清涼飲料水や醤油、マーガリン、シロップなど幅広く使われる合成保存料。ビタミンCと反応して発ガン性物質に変化した事例もあり、動物実験の結果でも疑惑の濃い保存料です。

☆安息香酸Na(ナトリウム)
上と同じように使われ栄養ドリンクにも入っています。

☆しらこたん白(プロタミン)
名前から分かるとおり天然系のたんぱく質を元に作られた保存料で、お惣菜系に広く使われます。動物実験では疑わしき結果が出ています。

☆パラベン(パラオキシ安息香酸類)

☆プロピオン酸
プロピオン酸Na(ナトリウム)、プロピオン酸Ca(カルシウム)も含めて主にスイーツやチーズ類などの保存料に。 これを使っていない洋菓子を選んでください。

☆ポリリジン
天然系ですが、好ましくありません。

酸化防止剤

読んで字のごとしですが、ビタミン系酸化防止剤は安全に問題ありません。

☆BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
はっきりと発がん性があると分かり、厚生省(当時)が禁止したモノ。
ですが欧米からのクレームで「食品添加物の仲間」に入れてしまいました。輸入食品にこの表示を見つけたら食べてはいけません。

☆BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)
BHAと同じく冷凍魚介類ほかに使われる酸化防止剤。
これも動物実験では灰色です。
口紅などにも使われてますので女性は注意。

☆ニチレンジアミン四酸鉄二ナトリウム
毒性の強い物質ですが、缶詰などに使われます。

甘味料

☆アスパルテーム
砂糖に代わって普通に使われる甘味料ですが、アスパルテームにはまだ分からぬ点が多い。アメリカでは脳腫瘍との関係が疑われたままです。「スクラロース」も似たようなもので、これらはまだよく分かりませんので、子供に与えるべきではありません。

☆アセルファムK(カリウム)
砂糖の数百倍の甘味を持ち、ダイエット飲料などに使用されてますが、マウスの実験ではよからぬ結果が出ています。

☆サッカリンNa(ナトリウム)
発ガン性の疑いで禁止になったはずでが厚生省(当時)はなぜか再び使用を認めています。
甘味を出すためにこんなものをわざわざ使う業者の気が知れませんけども、いまだにこれを使う店があるのは事実です。


ここにあげた食品添加物だけでも「発がん性がある」もしくは「疑わしい」ものばかりです。おいらがタバコなんぞより「食」へ疑惑の視線を向けるのは当然でしょう。現代人そしておいらの周囲で癌に斃れる人間の多い事。比喩で書いて来たのではなく、事実なのです。
何故なら有毒物質は「量」が問題だからですよ。
「相乗効果」と「蓄積量」にこそ根があるのに、現在の制度はこれをまったく無視したものになっております。

この他にも糊料(安定剤、ゲル化剤、増粘剤)、結着剤、光沢剤、香料、酸味料そして調味料など添加物は多種多彩です。



これら食品添加物を使用する目的は、見た目を良くして売れるようにするためですが、「食中毒を未然に防ぐ」が大きいでしょう。駅弁やコンビニの弁当が添加物のオンパレードなのを見ればよく分かります。「もし」があれば企業にとって大問題であり、それに対しては大手になるほど神経質。

つまり「企業の安全」を保証するのが添加物なのです。
よりによって「安全」です。

「消費者の安全の為である」とすりかえた詭弁も容易でしょう。

この皮肉と螺旋こそが食品添加物の最大の問題になりましょうか。
ちょっとやそっとじゃ解決できないという訳です。

2010年05月19日

下記のページに添加物などをまとめてあります
手前板前:要注意の食べ物
手前板前:添加物を避ける和食の手法

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