銀だらカマ焼き  

銀だらカマ焼き

 

例年通りの上野桜を眺めつつ、美術館の裏手を抜け、鶯谷から言問通りへ。

宇宙人との交信用アンテナのでっかいタワー(←
アレのせいか、妙に人が多い浅草の街。

「なにほっつき歩いてんのよ魚ちゃん」
乾物屋のオヤジ。
いわく、
「いや~なんか活気が出てきたよこのへんも」
「ただ地価が上がっちゃってさ~」
「それだけきゃイヤな感じだね」
「聞いた話だと、◯◯ビルも外人が買ったそうだよ」
「投資のためだって」

おいら
「何が活気だよ、タコ親父」
「人が増えたって誰も乾物なんぞ買うけぇ」
「いいかげんマガモノ屋なんぞタタンでね、
中国人にでもこの店売っちまえよ。今のうち」

親父
「なんだとコノヤロウ」

おいら
「 笑 」
「はいはい。じゃあ、またね。さよなら」

そんな調子で、
世間様と仲良く(?)、なおかつ、営業(??)しながら、店に戻ります。

(魚)「ただいま」

(二番)「おかえんなさい。さっき**不動産の方が来ましたよ」

(魚)「なんだって言ってた?」

(二番)「また来るそうです」

(魚)「あ そ。。今月は早めに棚卸しといてね」

(二番)「はいはい」

(魚)「あんだコラァ
(魚)「はい」は一回でいいって言ってんだろうがいつも(←

相変わらず「哲学的で高尚な」日々ですけども、
ちょいと疲れましたのでテレビを見てみましたところ、
なにやら元気なお譲ちゃん達が一杯。
「これが今人気のおニャン子クラブかぁ~」(←昭和で止まっている

というわけで、今日は銀だらの干し物です。
(何がどう「というわけ」なんだか(~_~;

宮城は新浜の干物屋さん「間宮塩蔵」さんの手になる、「銀ダラのカマ、みりん干し」です。



銀タラカマのみりん干し【間宮塩蔵】

【銀ダラ】という名前はよく聞くのではないでしょうか。 しかし姿でみることはめったにないというか、ほとんどない魚なので、どんなもんかよく分からないかもしれません。

姿はホッケやアイナメを一回り大きくした感じ。色は黒。
300メートル以上の深海にいる魚で、冬~春が旬。

不思議な魚でね、タンパク質よりも脂肪の方が多いが、なぜかコレステロールは低い。そしてビタミンAが飛び抜けて多い。

日本で「トロ人気」が上昇するのに合わせて、この魚の知名度も上がって来ました。なにしろ脂がありますからね、コレ。

この魚の「カマ」に着目したのはさすがです。
長年人気のある干物屋だけのことはありますね。

ここに書きましたが→「銀ダラとメルルーサ」(画像もアリ)銀ダラは頭とカマを落とした状態で流通します。 (カマ付きの物もありますが)

カマは工場(又は船上)でとっぱらっている。
別の用途にも多少使いましょうが、多くは不要品。

つまり、
この美味い魚をドンとお安く提供できる訳ですよ。


銀タラカマのみりん干し【間宮塩蔵】

カマは胸ヒレの付け根付近であり、人間の肩の筋肉にも相当し、かつエネルギー供給の面で脂肪も回る部分。
ようするに脂がのっていて、プリプリ感もあるってことです。

よい加減の脂

銀たらカマ 間宮塩蔵

もちろんごはんとの相性は抜群。
米は「つや姫・ひとめぼれ」なんか如何でしょうか。


銀タラカマのみりん干し【間宮塩蔵】

ごはんより「酒」
そんなアル中寸前の方もおられるかも知れませんな。
日高見 純米大吟醸】はどんなモンでしょうかね。

山田錦・純米生酒も良いでしょう。

ガバガバ飲んではいけませんよ(^_^
楽しみながらホドホドに。

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